【難読】“もりみや”? 「守宮」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「守宮」の読み方です。
“もりみや”と読むのかな? そう思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「守宮」の読み方は?
「守」は、守備、御守と読むので、“しゅ”、“もり”と読むことが多いですよね。「宮」は宮殿、お宮参りと読むので、“きゅう”、“みや”と読む人が多いと思います。
しかし、この二つを合わせると、“もりみや”、“しゅきゅう”とは読まず、絶対に聞いたことがある動物の名前になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“やもり”と読みます。
「守宮」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「守宮」の意味は以下のように解説されています。
や‐もり【守=宮/家守】
有鱗 (ゆうりん) 目ヤモリ科の爬虫 (はちゅう) 類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約670種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。《季 夏》「河岸船の簾 (すだれ) にいでし―かな/蛇笏」
読み方は難しいですが、爬虫類のやもりのことですね。
ひらがなやカタカナでの表記は見たことがあっても、漢字は初めて見たという人もいるのではないでしょうか。
宮廷に潜んで害虫を捕ることから、「守宮」という字を当てられたという話もあるそうです。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「守宮」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。やもりに漢字での表記があるなんて、驚いた人もいるのではないでしょうか。
聞いたことがある言葉も調べてみると、意外な漢字が使われているのを知れますね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年03月07日に公開されたものです