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仕事についていけない……。その原因と退職する前に試したい6つのこと

中谷充宏(キャリアカウンセラー)

仕事についていけない原因

前段では仕事についていけないと思うシーンを4つ挙げましたが、これらは一体何が原因なのか、詳しく見ていきます。

(1)そもそも仕事量が多過ぎる

合理化・効率化の掛け声の下、必要最低限の人員で仕事を回している企業が大半を占める中、物理的に無理な仕事量を振られたり、あなたの実力をはるかに上回る量を任されたりというシーンは、どこでも起こり得ます。

ただ、仕事には期限があります。あまりに多過ぎる場合は、質・量共に期限内に完了することは難しく、仕事についていけないとなるでしょう。

(2)職場環境の悪さ

上司や先輩、同僚、後輩など職場の人とコミュニケーションが取りにくく、気軽に相談したり質問したりできない場合は、仕事が滞ったりミスを誘発することもあります。

そういった環境に耐えきれずに、退職者が多数発生するような職場なら、個人の力だけで乗りきれるレベルの問題ではないかもしれません。

(3)経験不足・能力不足

上記2つは会社や職場といった環境的側面が強いですが、これはあなたのスキルが任された仕事にまだ足りていないということ。つまりあなた自身の問題ということになりますが、自分の考えや行動次第で解消できるので、後ほど対処法として解説します。

(4)優先順位を付けるのが苦手

時間もマンパワーも全て限りがあります。振られた仕事が過剰気味であっても、順番を決めて強弱を付けて効率良く完遂できる人がいる一方で、そうではない人もいます。

後者のように優先順位を付けるのが苦手だと、緊急度の高い仕事の期日に追われるなどしてキャパオーバーになってしまうこともあるでしょう。

次ページ:仕事についていけないままだと起こること

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