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「こちらこそ」の意味は? 使い方や例文・言い換え表現を解説

大部美知子

「こちらこそ」はどんな時に使えるのか?(例文付き)

ビジネスにおいて、「こちらこそ」は主に下記の3つのシーンで使われます。

あいさつをする時

相手のあいさつに対して、自分も同じ気持ちであることを表して「こちらこそ」を用いて返答します。

特に「こちらこそよろしく」に対しての「こちらこそよろしくお願いします」は、これから始まることについてのこちらの積極的な意欲を伝えることができます。

例文

・来訪した取引先からあいさつを受けた時

相手:「本日はお時間をいただきましてありがとうございました」
自分:「こちらこそ、お忙しい中ご足労いただき、ありがとうございました」

・久しぶりに会った取引先からあいさつを受けた時

相手:「ご無沙汰しております。お変わりございませんか?」
自分:「こちらこそ、長らくご無沙汰してしまい失礼いたしました。おかげさまで元気にしております」

感謝やお礼の気持ちを伝える時

「こちらこそありがとうございます」などの表現は、相手の感謝を受け入れて、自分も感謝していることを伝える場合に使われます。

例文

・上司の仕事を手伝ったことに対して、労いの言葉を受けた時

相手:「手伝ってもらえて助かったよ。本当にありがとう」
自分:「こちらこそ、貴重な体験をさせていただきました。お役に立ててうれしいです」

・取引先から感謝を伝えられた時

相手:「今回のプロジェクトでは、いろいろとお世話になりました」
自分:「こちらこそ大変お世話になりまして、本当にありがとうございました」

謝罪やおわびの気持ちを伝える時

「こちらこそ、申し訳ありません」という表現は、相手から謝罪を受け、自分も悪かったと同調する場合に使います。

こちらにも非があることを伝えると、相手の申し訳ないという気持ちを軽減する効果があるでしょう。

例文

・連絡が遅くなったことについてのおわびがあった時

相手:「いただいたお問合せへの返信が遅くなりまして、大変失礼いたしました」
自分:「こちらこそ、お忙しい中お手数をお掛けして申し訳ございません」

また、「いえいえ」や「とんでもないです」と、一旦相手の言葉を否定して「こちらこそ」を使うと、相手へ謙遜の気持ちがより強く伝わります。

ただ、相手の言葉を否定することにもなりますので、相手や状況をよく考えて使う必要があります。

次ページ:「こちらこそ」の言い換え表現

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