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【難読】“なまる”じゃない! 「生る」の正しい読み方

マイナビウーマン編集部

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「生る」の読み方です。

「生」は簡単な漢字だけど、“る”の送り仮名なんて見たことない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「生る」の読み方は?

「生」と書いて“なま”や“せい”と読むのは多くの人が理解していることと思います。これに“る”の送り仮名をつけると途端に難解に!

さすがに“なまる”とは読まない気はしますが、正解は何なのでしょうか。

この漢字、実は“なる”もしくは“ある”と読みます。

「生る」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「生る」は以下のように解説されています。

な・る【▽生る】
[動ラ五(四)]

1 草木の実(み)ができる。結実する。みのる。「柿が―・る」

2 新たに生じる。

「親無しに汝(なれ)―・りけめや」〈推古紀・歌謡〉

あ・る【▽生る】
[動ラ下二]神など神聖なものが出現する。天皇の御子などが生まれる。

「橿原(かしはら)の日知(ひじり)の御代ゆ―・れましし神のことごと」〈万・二九〉

つまり、「実が生る(な・る)」という時に使ったり、神聖なものの出現を「生る(あ・る)」と表現したりするということです。

簡単な漢字でも読めない不思議

あなたは「生る」を正しく読むことはできましたか?

簡単な漢字だと思い込んでいると、突然の送り仮名に戸惑うことも。自分が知っているつもりだった漢字の全てを把握できていないこともあるのです。

時々辞書を開いて、漢字の知識の幅を広げてみるのも有意義ですね。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2021年02月17日に公開されたものです

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