【難読】“かしょう”じゃない! 「火傷」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「火傷」の読み方です。
“かしょう”? “ひきず”? いやいや、違和感しかない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「火傷」の読み方は?
「火」は火曜と読むので、“か”と読むか、そのまま“ひ”と読む人が大半だと思います。「傷」は傷跡、負傷と読むので“きず”や“しょうと読む人が多いのではないでしょうか。
しかし、この2つが合わさると“かしょう”、“ひきず”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“やけど”と読みます。
「火傷」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「火傷」の意味は以下のように解説されています。
やけ‐ど【火=傷】
[名](スル)《「焼け処 (ど) 」の意》
1 火炎・熱湯や高温物体、熱線などに触れて皮膚が焼けただれること。表皮部分では紅斑が生じる程度であるが、真皮 (しんぴ) に及ぶとむくみ・水ぶくれなどができ、皮下にまで及ぶと壊死 (えし) に陥ることが多く、治ってもひきつれやケロイドの残ることがある。かしょう。2 (比喩的に)失敗したり、手痛い経験をしたりすること。「先物取引に手を出して火傷する」
つまり、言葉通りの火傷のほかに、痛い失敗という意味合いで使います。
読み方は難しいですが、日常的に使っている言葉ですよね。漢字で書くと、「火傷」と書くんですね
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「火傷」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞き慣れた言葉でも、漢字では書けないもの、読めないものも意外と多いですよね。
よく耳にする言葉は、きちんと漢字も覚えておきたいですね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年01月29日に公開されたものです