勘が鋭い人の特徴6選。診断方法と身に付け方
「勘が鋭い」とは、直感的なひらめきや判断力が優れていること。そんな勘が鋭い人と話していると、「言ってないのに何でそんなこと分かったの?」と驚くことはありませんか? 今回は、心理カウンセラーの高見綾さんに、勘が鋭い人の特徴や勘を鍛える方法を解説してもらいます。
勘が鋭いのか、伝えてもいないことを言い当てられて、「え? 何で分かったの?」とびっくりしたことはありませんか?
そもそも、勘が鋭いとはどういうことなのでしょうか?
今回は、「勘が鋭い」について詳しく解説します。自分は勘が鋭いのかチェックできる診断もありますので、ぜひ確認してみてくださいね。
「勘が鋭い」の意味とは?
まずは、「勘が鋭い」の意味を確認しておきましょう。
辞書によると、「勘」とは以下のような意味です。
かん【勘】
1 物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力。「―が働く」
2 古文書で、内容の了解を示す符号や点。
(『デジタル大辞泉』小学館)
「勘が鋭い」「勘が良い」という時の「勘」は1の意味です。つまり勘が鋭いとは、「直感的なひらめきや判断力が優れていること」をいいます。
勘が鋭い人は、論理的な根拠をはっきりと意識することなく、感覚的に本質を捉える傾向があるため、判断スピードが速く、少ない情報でも本質をつかむことができます。
勘が鋭い人の特徴【男性・女性共通】
では次に、勘が鋭い人にはどのような特徴があるのかを確認していきましょう。あなたにも当てはまるものはあるでしょうか?
(1)うそや隠し事を見抜ける
観察力が優れているので、相手がうそをついていたり、何か隠し事をしていたりしても、すぐに見抜いてしまいます。
勘が鈍い人はそういったことを見抜けないので、相手の言葉を真に受けて、時にはだまされてしまうこともあるでしょう。
(2)他人の変化によく気付く
(1)と同様に、よく人のことを見ているので、髪型が変わったらすぐに気付きますし、体調が優れなかったり悩みを抱えて元気がない人がいたりする場合も「大丈夫? 何かあった?」といつもと違うことを察知します。
中には、誰にも伝えていない恋人ができたことや妊娠したことに気付く人もいるようです。
(3)先読みができる
勘が鋭い人は先読みが得意です。このまま進むとどういった展開が起こり得るかということに敏感で、数手先を考えています。
そのため、もしもの時も臨機応変な対応ができたりすることも。
一方で、勘が鈍い人は先読みが苦手なので、物事が起こってから慌ててしまうことも多いです。
(4)洞察力に長けている
頭の回転が早く洞察力に長けており、少ない情報でも本質をつかむことができます。そのため核心を突くコメントをしてくる人も多いですね。
一方で勘が鈍い人は、10の情報があれば、その情報分だけを理解するといった様子です。
洞察力とは、周囲をよく見て、その本質を見抜く力のこと。誰かが悩んでいることにすぐ気づいたり、手を差し伸べたりする思いやりに役立つ能力です。あなたは洞察力が鋭いタイプでしょうか?
(5)いつも冷静
勘が鋭い人は、いつも落ち着いています。あまり感情的になることがないので、周りの状況を冷静に把握することができます。
反対に、勘が鈍い人は自分に意識が向き過ぎていたり、感情的になってしまったりして、周りを見る余裕がないことも多いです。
(6)なんとなくの感覚で正解を当てる
「なんとなくこっちかな?」と思って選んだ答えが正解である確率が高いです。それは、今までの経験などと照らし合わせて回答を導き出していることもあれば、「直観でそう感じたから」という場合もあります。
勘が鈍い人は、ただの当てずっぽうになってしまうところがありますが、勘が鋭い人は直感力が優れており正解を引き当てます。
【勘が鋭い人診断】あなたはどう?
ここでは、あなたの勘が鋭いのかどうかをチェックしてみましょう。
多く当てはまるほど、勘が鋭いと判断できます。
・なんとなく「こっちがいい」と思ったものがよく当たる
・人のうそや悪意はすぐ見抜くことができる
・だまされたことはほとんどない
・「なんとなく気になる」という表現をよく使う
・人の変化(髪型や服装が変わった、体調不良)に敏感だ
・人間観察が好き
・「なんで分かるの?」と言われることがよくある
・思い立ったらすぐ行動する
・予想や予感はほぼ当たる
・いつも落ち着いていて冷静だ
あなたの「勘の良さ」を診断でチェックしてみましょう。
▶次のページでは、勘が鋭いことのメリット・デメリットを紹介します。