目上の人に「おかげさまで」は使える? 正しい使い方と例文
「おかげさまで」を使う上での注意点
では、次に「おかげさまで」を使う上での注意点についても確認しましょう。
「おかげさまで」は文頭で使うこと
「おかげさまで」を使う際に気を付けたいことは、必ず文頭で使うということです。
例文
・「おかげさまで、最終選考まで残ることができました」
人の名前の後ろに付ける時は「おかげで」を使うこと
また、人の名前の後ろに付ける時のように、文頭以外で使う場合は「おかげさまで」ではなく「おかげで」というのが正しい表現です。
例文
正:「○○様のおかげで、プロジェクトが成功しました」
誤:「〇〇様のおかげさまで、プロジェクトが成功しました」
ネガティブな文脈で「おかげさまで」は使わないようにする
基本的に、「おかげさまで」は良い結果に対する感謝を伝える言葉です。
ネガティブな文脈で「おかげさまで」を使うと、皮肉や嫌味を込めた言い方になり、相手に不快感を与えてしまいかねないので注意しましょう。
文末は「おかげさまです」ではなく「~のおかげです」と表現すること
「おかげさまで」は文頭で使うと紹介しましたが、文末に使う場合は人の名前の後ろに付ける時と同様に、「~のおかげです」と表現するようにしましょう。
例文
正:「△△社と無事に契約を結ぶことができました。準備に協力してくれたおかげです」
誤:「△△社と無事に契約を結ぶことができました。準備に協力してくれたおかげさまです」