お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

目上の人に「おかげさまで」は使える? 正しい使い方と例文

直井みずほ

「おかげさまで」を使う上での注意点

では、次に「おかげさまで」を使う上での注意点についても確認しましょう。

「おかげさまで」は文頭で使うこと

「おかげさまで」を使う際に気を付けたいことは、必ず文頭で使うということです。

例文

・「おかげさまで、最終選考まで残ることができました」

人の名前の後ろに付ける時は「おかげで」を使うこと

また、人の名前の後ろに付ける時のように、文頭以外で使う場合は「おかげさまで」ではなく「おかげで」というのが正しい表現です。

例文

正:「○○様のおかげで、プロジェクトが成功しました」
誤:「〇〇様のおかげさまで、プロジェクトが成功しました」

ネガティブな文脈で「おかげさまで」は使わないようにする

基本的に、「おかげさまで」は良い結果に対する感謝を伝える言葉です。

ネガティブな文脈で「おかげさまで」を使うと、皮肉や嫌味を込めた言い方になり、相手に不快感を与えてしまいかねないので注意しましょう。

文末は「おかげさまです」ではなく「~のおかげです」と表現すること

「おかげさまで」は文頭で使うと紹介しましたが、文末に使う場合は人の名前の後ろに付ける時と同様に、「~のおかげです」と表現するようにしましょう。

例文

正:「△△社と無事に契約を結ぶことができました。準備に協力してくれたおかげです」
誤:「△△社と無事に契約を結ぶことができました。準備に協力してくれたおかげさまです」

次ページ:「おかげさまで」はどんな時に使えるの?(例文付き)

SHARE