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「販売」と「発売」の違いは? 意味や使い分けを解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「販売」と「発売」の違いを正しく理解できていますか? 今回はライティングコーチの前田めぐるさんに、「販売」と「発売」の意味や違い、使い分けを解説してもらいました。

「販売」と「発売」。一見すると、ほとんど同じように感じるかもしれません。

しかし、「新発売」とは言いますが「新販売」とは言いません。「販売業」とは言いますが「発売業」とは言いません。

ということは、「販売」と「発売」には、れっきとした違いがあるわけです。

どんな違いがあるのか、調べてみましょう。

「販売」の意味は「顧客に品物を売ること」

まず「販売」の意味を調べてみましょう。

はんばい【販売】
売りさばくこと。あきなうこと。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)

念のため「売りさばく」という意味も確認しましょう。

うりさばく【売りさばく】
手広く売る。じょうずに手配して売る。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)

つまり、「販売」とは「業務として顧客に品物を売る行為。販売業として商うこと」であると捉えることができます。

例えば、スーパーや商店などの小売店がお客さんに商品を売る行為を「販売」と表します。

次ページ:「発売」の意味は「市場に商品を売り出すこと」

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