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人心掌握の意味とは。長けている人の共通点と身に付ける方法

トイアンナ

人心掌握に長けた人の共通点

「他人の心を意のままにすることができる人」という理解はできましたが、人心掌握に長けた人とは具体的にどのような特徴があるのでしょうか。いくつか見ていきましょう。

(1)自分を弱者に見せられる

極端な例にはなりますが、「弱者」と「強者」どちらの味方をしたいですか? と言われれば、私たちはどうしても助けが必要そうな「弱者」に味方したくなる傾向があります。

人心掌握に長けた人は、人の心を掴めることから一見「強者」に見えそうですが、自分を「助けたくなる人」に見せることができます。

(2)自分を助けてくれた人へアメを与える

人心掌握術を心得た人は、誰かが自分の役に立ってくれた時、自分へ貢献してくれた時に、アメを与えます。

それは、「またこの人の役に立ちたい」と思わせるためです。

(3)批判を「その通り!」と受け止める

人心掌握のうまい人は、批判者をも味方につけます。

どうやってやるかというと……、「そう、あなたの批判はその通りなの!」と認めてしまうのです。

「そうそう、私って仕事ができないんですよ」「恋愛が下手過ぎてウケますよね」と言える人は、素直な部分が愛嬌として映り、いつの間にか敵も味方にしてしまえるのです。

(4)上手に毒を吐く

「毒舌」というと空気が読めない人と紙一重になりそうですが、人心掌握の上手な人は、この毒を使いこなします。

例えば「地方転勤になった? お似合いじゃん!」と一度相手を落としてから、「だって、そこの長になって、本社へ帰ってくるんでしょ?」と持ち上げる。

このアップダウンで、相手はトリコになってしまうのです。

(5)相手と同じテンポで話し、動く

「ペーシング」「ミラーリング」といった心理学用語があります。これらは相手のペースで話したり、相手の動作をまねたりすることで、相手に好意を抱かせる術です。

よく営業などで使われるテクニックですが、人心掌握に長けた人は、これらの模倣を自然にやってのけます。

初対面の人と話している時に「この人とは気が合うかも」という感覚が生まれたら、それはもしかすると人工的に相手が合わせてくれているからかもしれません。

次ページ:人心掌握術を身に付ける方法

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