【難読】“だれなに”じゃありません! 「誰何」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「誰何」の読み方です。
“だれなに”? もしかして句読点「、」を付け忘れたんじゃないの? なんて思っていませんか。そう思ったらぜひ、チェックしてくださいね。
「誰何」の読み方は?
人の名前を尋ねるときに使われる「誰」という漢字。一般的には、“だれ”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「何」も物事を問うときによく使いますが、“なに”や“なん”という読み方をする人が多いのではないでしょうか。
どちらもよく使う漢字ですが、2つを合わせるとその読み方は難解に。こんな言葉あるのか、と疑っていませんか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“すいか”と読みます。
「誰何」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「誰何」の意味は以下のように解説されています。
すい‐か【▽誰何】
[名](スル)相手が何者かわからないときに、呼びとめて問いただすこと。「守衛に誰何される」
つまり「誰何」という言葉は、名前を問いただす、といった漢字の並び、そのままの意味合いで使います。
あまり耳馴染みがない言葉かもしれませんが、『デジタル大辞泉』で解説されているとおり、「誰」と「何」の漢字の両方のニュアンスを持つ言葉なんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「誰何」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。よく使う漢字も、組み合わせ次第で想像できない読み方になったり、言葉って奥が深いですね。
それにしても“すいか”の音が表す言葉の意味することってたくさんあるんですね。あなたは何をイメージしますか。
(ななしまもえ)
※この記事は2020年12月22日に公開されたものです