「うろ覚え」と「うる覚え」はどちらが正しい? 意味や使い方・類語を例文付きで解説
「うろ覚え」の類語
「うろ覚え」とほぼ似たような意味合いを持つ言葉を以下に掲げます。
「空覚え」
「そらおぼえ」と読みます。
「確かでない記憶。うろ覚え」を意味し、「うろ覚え」と全く同じように使えます。
ただし、「空覚え」には、「暗記していて何も見ずに読み語ること」という真逆の意味もあるので、使う場合は前後の文脈で意味が分かるようにする配慮が必要です。
例文
・そのことについては、私も空覚えなのではっきり申し上げられないのです。
「生覚え」
「なまおぼえ」と読みます。
「確かでない記憶。うろ覚え」を意味し、「うろ覚え」と全く同じように使えます。
例文
・彼女はいつもその話になると生覚えなのか、言いたくないのか、あいまいに言葉を濁すのです。
「おぼろげな記憶」
おぼろげとは、「輪郭がぼんやりしていること」を意味し、くっきりと覚えているわけではないという時に使います。
例文
・海外勤務だったのはかれこれ30年ほど前のことで、もうおぼろげな記憶になってしまった。
「漠とした記憶」
「漠(ばく)とした」とは「実態がはっきりしないさま」を意味します。「漠然とした記憶」も同様です。
例文
・漠とした記憶を頼りに当時あったその店を訪ねようとしたが、どうしても探せなかった。
「不明瞭な記憶」
不明瞭とは、物事がはっきりしないことを意味します。
例文
・そのことについては、彼女も不明瞭な記憶しかなく、申し訳ないと言っていました。