「うろ覚え」と「うる覚え」はどちらが正しい? 意味や使い方・類語を例文付きで解説
「うろ覚え」はどんな時に使えるのか?(例文付き)
では実際に「うろ覚え」はどんな時に使える言葉なのか、解説していきます。
自分の記憶があいまいな内容について、人に尋ねたい時
記憶があいまいで申し訳ないと感じながらも、会話を切り出す時に使います。
例文
・うろ覚えで申し訳ありませんが、○○小学校に通っておられませんでしたか?
自分の記憶が不確かな内容について、よく知っていそうな人を紹介したい時
自分の記憶は不確かでよく分からないけれど、「あの人なら知っているかも」と思う時がありますよね。
もっとよく知っている人を紹介する時に、次のように使います。
例文
・そのあたりの社史でしたら、私は営業所勤務だったため、うろ覚えで自信がありません。田中さんならずっと本社にお勤めなので、よくご存知かもしれません。
正確には知らないものの、あることについて確かにそうだと主張したい時
全部をよく知っているわけではないけれど、あることについては確かにそうだと言いたい時があります。
「全体については不確かだが」という意味で、前置きのように使います。
例文
・私もうろ覚えで、課長の行動を全て把握しているわけではありません。ただ昨日の午後については「営業・直帰」と書かれていたことだけは確かです。
あることについて尋ねられたものの、記憶が不確かで申し訳なく感じる時
他人から「きっと知っているはず」と確信を持って尋ねられたのに、あまりよく知らないと申し訳なく思ってしまいますね。そんな時に使います。
例文
・木村さんというご家族は、確かにこの町内にいらっしゃいましたが、私はあまり交流がなくうろ覚えで、申し訳ありません。