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【心理学】仕事が苦痛な理由は? 耐え続けるリスクと7つの対処法

浅野寿和(心理カウンセラー)

仕事が苦痛な時の対処法

苦痛を感じたままにしておくと、リスクがあることが分かりました。最後に対処法を紹介するので、自分に合った方法を見つけて取り入れてみてください。

(1)仕事から遠ざかる時間をつくる

苦痛なものに触れ続けると、その思いが増します。一時的でも仕事から離れる時間をつくることは、心の休息になりますし、冷静に今後について考えるいい機会にもなるでしょう。プライベートな問題を抱えている場合は、その解決を優先することも有効です。

(2)対人関係の問題に対処する

対人関係の問題で悩んでいて苦痛に感じている場合は、上司や会社などに相談する方法も有効です。あまりにトラブルが多いなら、環境を変えることも視野に入れてみるといいでしょう。

(3)我慢する癖があれば見直す

我慢はストレスに耐える方法の1つですが、続けると不安や気分の落ち込みを強めてしまいます。

あまりに我慢することが多いなら、癖になっている可能性もあるため、なぜ我慢ばかりしてしまうのかを根本的に見つめて、考え方や物の見方を変えるように心掛けていきましょう。そうすることで今までと感じ方が異なってくるかもしれません。

(4)自分に合った気分転換をする

休暇を取る、好きな人と会う、相談できる人に話す、好きなことをする、泣きたい時はちゃんと泣くなど、自分に合った気分転換を意識して行うこともストレスが発散できるので取り入れてみてください。

(5)思い切って転職する

自分の能力が十分に発揮できなくて苦痛を感じている場合は、仕事を変えることも有効です。自分に合った洋服を自由に選んでいるように、仕事も自分で選んでいいのです。

(6)物事の優先順位を見直す

仕事で苦痛を感じている人ほど、仕事を最優先に考える傾向があります。

確かに仕事もお金も大切なものですが、自分以上に大切なものはありません。自分にとって大切なものは何かを見つめ直して、一番大切なことについて考える時間を増やすと、気持ちが楽になるでしょう。

(7)自分の価値や魅力を認めて受け入れる

つらい時に自分の課題や短所ばかり着目していても、気分は滅入る一方です。勇気を持って自分の価値や魅力を認めて受け入れる意識を持ってみると、心が楽になるはずです。

苦痛を感じる自分が悪いわけではありません。今の自分を否定せず、認める意識を持つことがポイントです。

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