Keyword.04「キス」
好評につき連載継続決定! 今注目の若手俳優・木津つばさのエッセイ連載。毎週1つ編集部から与えられるキーワード(お題)に沿って、自身のルーツや想いを綴ります。キーワードから紐解かれる“木津つばさ”とは?
はじめに
こんな題材を提供されて、少しドギマギしてます。
キス……。
自分なりに、この2文字にまつわる話を少しさせていただきます。
皆様の中で、木津つばさの「キス」といえば、やはり“キスハグキス”ではないでしょうか?
僕の青春であり、人生の分岐点。
ダンスボーカルグループXOX(キスハグキス)
ここから全てが始まりました。
2014年の11月に結成して、2020年の3月末にメンバーみんなが卒業するまで、約6年間の青春を過ごした場所です。
結成当初はまだ名前がなくて、当時広島に住んでいた僕は、友達と学校にいる時にグループ名決定の一報をいただきました。
“XOX”←エックスオーエックス? クスオックス? バツマルバツ?
「いえ、キスハグキスです」と。
いや、読めない読めない! なじみない! なじみない!
最初はそのような感じで、自分の中で理解できるまでかなりの時間がかかりました。
XOXというグループ名になって、自分たちの活動を通して、何をどう伝えていきたいか。
そう思えた頃には、自然に体と頭になじんで、活動を楽しんでいました。
たくさんの方に愛してもらえたキスは
僕にとってのファーストキスかもしれません。
(うまいこと言ったつもり)
僕の青春のキスはこれかな。
みんなの青春のキスはどうですか?
おわりに
今は、役者として青春の続きをしています。
次のキスはいつだろう。
(文:木津つばさ、撮影:Yuto Fukada)
※この記事は2020年12月20日に公開されたものです