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「エスカレーション」とは? 意味・対義語と使い方

藤田尚弓

「エスカレーション」の誤った使い方

よく見かける間違った使い方に「上長への報告」があります。

エスカレーションは、上司への報告という意味も含んでいますが、いわゆる「報連相(報告・連絡・相談)」とは違った性質のものです。

自分が担当していて、今後も担当が変わらない案件についての報告はエスカレーションではありません。今まさに進行中の自分では対処しかねる案件を、上司や技術者に引き継ぐ時に使う言葉だということを、確認しておきましょう。

また、「要求がエスカレートしてきた」といった使い方をされる「エスカレート」と混同している方もいます。「エスカレート」は、少しずつ拡大、激化していくという意味で使われる言葉です。同じような場面で使われることも多く、響きも似ていますが、違う言葉なのでご注意ください。

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