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「才能がない」と悩む人が才能を見つけて開花させる方法

ヨダエリ(コラムニスト)

才能についての大きな誤解

「才能がない」と感じる理由で述べた(1)~(3)全て、才能に関する誤解があると思います。

(1)「能力がある人に出会って打ちのめされたから」に関しては、「才能の有無は、人と比べて決めるものではない」といいたいです。「自分は誰それよりも劣っている」と感じた人が、その後も諦めず鍛錬や活動を続けたことで、プロになったり、人に何かを教える立場になったりすることは、普通にあります。

(2)「親や家族に才能がないと言われたから」に関しては、親や家族の一言で意欲が減退する気持ち、ものすごく分かります。家族はあなたに安定した道を歩んでほしい気持ちが強く、無難な道を選ばせたいのです。つまり、愛もあるけれどエゴもあり、客観的な視点ではないことが多いです。

そして(3)「努力せずにうまくやれた経験がないから」は、才能に関する最も大きな誤解かもしれません。最初からうまくやれるのは素質です。が、素質を才能にまで育てあげるためには、「うまい」以上に、「好き」や「楽しい」、「熱中できる」ということが大切だと思います。

「でも、スポーツやクラシック音楽などのプロは、幼少期から素質を認められているし……」と思うかもしれませんが、最初はパッとせず、ジワジワと頭角を現すケースもありますし、そもそもプロになることだけが才能との付き合い方ではありません。

それに、Aに関する才能はなくても、その反対のBに関する才能があると考えられるはずです。あなたはそれに気付いていないだけです。

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