人の話を聞かない人の特徴と心理とは。相手別の対処法を解説
改善するには? 話を聞かない人への対処法
それでは、話を聞かない相手にはどのようにコミュニケーションを取ればいいのでしょうか? 上司・部下・恋人(彼氏、彼女)別にその方法をお伝えします。
職場の上司・先輩の場合
(1)結論から話す
要点や結果を先に話すようにしましょう。それで相手が納得しなければ、質問をしてくるなど詳細を求めてくるので、それに返事をするようにしてください。
「会話の主導権は相手に渡しておく」という認識でいるといいでしょう。
(2)ハキハキと話す
こちらが遠慮して話していると、婉曲的な表現になったり顔色を伺ったりしてしまいます。
その態度に相手は余計にイライラしたり、話を遮ったりします。何か思いを伝える際には、自信を持ってハキハキと喋ることを心掛けてください。
(3)時間を提示する
「3分間だけ時間をください」というように、時間を短く提示してから話をしてください。相手も3分間だけ集中すればいいと分かるので、耳を傾けやすくなります。
その話がいつまで続くか分からないと、相手にストレスを与えてしまい、話を聞かなくなります。
職場の部下の場合
(1)メモを渡す
話を聞けない部下には何度話しても、効果は低いかもしれません。なぜなら業務にいっぱいいっぱいになり余裕が無いから。
そんな状態ですなるべく伝わるように、あらかじめ要点をまとめてメモにして渡しておきましょう。
要点が瞬時に理解できるので、相手の記憶にも残りやすいでしょう。
(2)質問を入れる
上述した余裕の無い状態をふまえると、ただ話をしているだけなら、適当に聞き流してしまうかもしれません。
そこで、話の途中で何度か質問をすることで、相手の集中力をこちらに向ける工夫をしてください。伝えたい内容こそ、相手に質問をしてみることを心掛けてください。
(3)褒める
褒められることで相手は精神的にゆとりも持ちますし、モチベーションも上がります。
このように、話を聞ける状況をあなたから作ってあげることで、相手の聞く姿勢が生まれます。
彼氏や彼女の場合
(1)伝える環境を変える
話をする場所や環境を変えてみましょう。いつものように家でリラックスしている時に、真面目な話をしようとしても、彼氏や彼女がそのモードになっていないことがあります。
カフェなどで話してみるのをおすすめします。
(2)小出しに何度も伝える
特に男性の場合、長話しをするのを苦手と感じることがあります。1回で全てを伝えようとすると、そのことだけで彼が負担に感じてしまうことがありますので、短く小出しにして分けて伝える工夫をしてみてください。
(3)感謝を伝える
相手が話を聞いてくれたか分かりにくい時でも、「話を聞いてくれありがとう!」「話せて良かった!」ということを相手に伝えるようにしてください。
相手は自分がちゃんと向き合っていなければ、そのことも自分で認識していますから「これぐらいで喜んでくれるなら、もうちょっと話を聞いてあげようかな」という気分になりやすいです。
自分の話ばかりする人の攻略法を見つけよう!
話をすることがコミュニケーションのように思ってしまいますが、話しやすい環境や聞いてもらいやすい関係性を築くこともコミュニケーションの1つです。
話を聞いてもらえないことをネガティブに捉えるだけではなく、相手をどう攻略するのかをゲームのように捉えて、楽しみながらコミュニケーションしていけるといいですね。
(桑野量)
※画像はイメージです
※この記事は2020年09月28日に公開されたものです