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働きすぎ問題。長時間労働してしまう原因と解決策

小野勝弘(キャリアコンサルタント)

働きすぎかどうかチェックする方法

働きすぎかどうかの判断には個人差があると考えます。そこで、自分が働きすぎているのか、残業時間以外から判断する方法をいくつか紹介します。

(1)休日でも仕事のことが頭から離れない

休日に、ふと仕事のことが思い浮かぶことがある人は要注意。思い浮かぶだけに留めておけばいいのですが、少しだけでも手を付けておこうと考えてしまうと「働きすぎ」に近づきます。

(2)深夜にPCを開いてしまうことがある

マネジメント職やフリーランス、時短勤務をしている人にありがちです。寝る前にメールの確認だけでも……なんて思っていると、思わぬトラブルに出くわして寝る時間を奪われることも。

あまりにプライベートより仕事を優先してしまうような状態は、働きすぎと判断できるでしょう。

(3)常にスマホをチェックしてしまう

テレワークの方に多い現象です。「いつ連絡が来るか分からない」のでスマートフォンの着信を意識しておく心掛けは良いのですが、トイレに持っていったり、お風呂にも持って入ったりしていませんか?

リラックスする時間と仕事の時間が常に同じだと、働いているのか気を抜いているか分からなくなり、「働きすぎ」の危険があります。

(4)依頼された仕事を断らない

転職したり、再就職したりしたばかりの人にありがちな傾向です。仕事を覚えたくて頑張る時期なのはとても分かるのですが、何でも頼みやすい人になってしまうのは良いこととはいえません。

自分のキャパシティーを超える量の業務を請け負っていませんか?

(5)提出締め切りギリギリに仕事を終える

仕事を追い込む際にパフォーマンスが上がるという人に当てはまります。

いつもギリギリにでもできてしまうからこそ、締め切りを抱えてしまう。結果、毎日が締め切りとなってしまって、「働きすぎ」まっしぐらという人も実際にいます。

次ページ:私たちが働きすぎてしまう原因

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