妄想する人の心理。「妄想」のメリット・デメリットとは?
日常的によく「妄想」をする、という人も少なくないのではないでしょうか? 適度な妄想はプラスに働きますが、度が過ぎると現実逃避になる可能性も……。今回は心理カウンセラーの秋カヲリさんに、妄想する人の心理やメリット・デメリット、妄想する癖との上手な付き合い方を教えてもらいました。
よく妄想する人にはどんな心理があるのでしょうか?
妄想する癖がある人は、何かしら課題を抱えていることが多く、モヤモヤを解消するために妄想に頼りがちです。
適度な妄想はプラスに働きますが、妄想のしすぎは現実逃避になるので要注意!
この記事では、妄想をする心理やメリット・デメリット、妄想癖との上手な付き合い方を解説します。
妄想する人の心理
妄想する人にはいろいろな心理があります。
妄想しがちな人の心理を知ると、妄想する癖を抱えている理由が分かり、隠れた本音を理解しやすくなりますよ。
(1)現実と向き合いたくない
妄想は現実逃避の常とう手段。
何らかのトラブルや悩みを抱えると、現実から目をそらすために妄想にふける人がいます。
そうすれば現実から目を背け、葛藤や苦しみから逃れられるので、一時的に心が楽になるんですね。
(2)刺激的なことが好き
現実に波乱万丈な出来事が起きることはあまりなく、映画のようにドキドキハラハラする刺激は少ないものです。
こうした現実に物足りなさを感じて、ドキドキするような刺激的な妄想をする人もいます。妄想することで足りない刺激を補っているのです。
(3)ロマンチックなストーリーに憧れている
ロマンチックなストーリーに憧れている人も妄想しがちです。
妄想であれば好きなだけロマンチックなストーリーを描けますし、自分の理想のドラマを心おきなく堪能できるからです。
(4)生まれ変わり・変身願望がある
今の自分に不満があり納得できていない人は、生まれ変わり願望・変身願望を持っています。
現実では簡単に自分を変えることはできなくても、妄想であれば理想の自分にすぐに変身できますから、こうした願望を満たすために妄想することがあります。
(5)コンプレックスが強い
自分に対するコンプレックスが強く劣等感を抱いている人は、それを克服するために妄想してイメージトレーニングすることもあります。
実際にコンプレックスを解消するのは難しいですが、理想の自分をイメージすることで劣等感を打ち消したいと思っているのです。
あなたは普段どのくらい妄想をしていますか? 10の質問で妄想力の高さを診断します。