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「気の置けない」は「気を許せない」という意味? 本当の意味や例文・類語を解説

吉田裕子(国語講師)

「気の置けない」の類語

「気の置けない」を言い換える時に使える表現を集めました。

「気詰まりや遠慮を感じない様子」を表したい場合

まず、類語のうち、気詰まりや遠慮を感じない様子をいうのが、

・気を使わなくて済む

・肩の凝らない

・気兼ねのない

・親しみやすい

などです。リラックスできる雰囲気・印象を表しています。

「人間関係がとても親しいこと」を伝えたい場合

「気の置けない間柄」のように、人間関係がとても親しいことを伝えたい場合には、他にも、

・心を許せる

・フレンドリー

・打ち解けた

・気心の知れた

・懇意(こんい)の

・親しい

などの言い換え表現を用いることができます。

誤解されそうな場合には類義語への言い換えを

「気の置けない」は、気兼ねをしないで心安くいられる様子をいう語で、「気が置けない」という形でも使われる語です。

「心を許せない」という間違った意味で覚えている人も多い語。文章や会話に出てきた時は、前後の文脈を確認する必要があります。

自分が使う時も、誤解されそうで心配な場合には、「気を使わないで済む」や「心を許せる」などの類義語に置き換えた方が安心ですね。

(吉田裕子)

※画像はイメージです

※この記事は2020年07月23日に公開されたものです

吉田裕子(国語講師)

国語講師。塾・カルチャースクール・企業研修などで講師を務める他、書籍執筆などの活動に取り組んでいる。著書に『美しい女性をつくる言葉のお作法』(かんき出版)などがある。執筆・監修書籍は30冊以上。

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