マスク着用でも大丈夫。夏の優秀ファンデーション
好きな人に想いを伝えるとき。仕事の大事なプレゼンのとき。このコスメでメイクをすれば、少しだけ運命が変わるかもしれない。美容ライターの前田紀至子さんが、働く女性たちの背中を押してあげるデパートコスメを、毎回異なるテーマでご紹介。
落ち込んだ時、うれしい時。楽しい時に悲しい時。
気持ちを後押ししてくれたり、支えてくれたり、盛り上げてくれるコスメは私たちにとって少なからず頼りになる、愛おしい存在。
この連載では、いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきます。
今、上手に使い分けたいベースメイクアイテム
今回注目するのは、季節の変わり目で上手に使い分けたいコスメナンバーワンかもしれないファンデーション。
特に今はマスクが必須なだけに、マスクをしていても不快に感じず、絶対に避けたい“マスク焼け”対策にもなる優秀な夏ファンデを、デパートコスメとバラエティストアコスメ、それぞれチェック!
ソーラーティンティドグローフロー/スリー
外出自粛に在宅勤務で、すっかりファンデーションなしの生活に慣れてしまったという声を耳にすることもしばしば。もちろん私自身も例外ではなく、自粛の解禁後、久々にばっちりメイクをしたところ「こんなに肌が重く感じたっけ?」と驚いたほど。
これからますます暑くなり、洗面所で塗るそばからファンデーションが溶けていくようなあの嫌な感覚を味わうことになると、それだけでうんざりしてしまうし、何より今年の夏はマスクが必須。だからこそ、例年以上にファンデーション選びにはこだわりたいもの。
今年も夏に向けてたくさんのベースメイクアイテムが登場したものの、中でも一番の驚きと感動をくれたのは、スリーのソーラーティンティドグローフロー。
こちら厳密に言うと「マルチユース・リキッド」というアイテムで、UVプロテクターとしても、ベースメイクとしても、メイク直しアイテムとしても使えてしまうシロモノ。
スリーのベースメイク特有の、まるで美容液のようにさらっと伸びるテクスチャーでありながら、くすみも凹凸も透明感の中に隠して、角層には潤いをキープ。さらにテカリを防いでくれるという万能すぎるアイテム。
実際塗ってみると、名前の通りあまりにも軽く、適度に肌もしっとりするから「逆に塗っている方が肌も楽なのでは?」と感じる心地良さ。
肌ムラとは無縁でヘルシーなナチュラル肌を演出できつつ、マスクにべったり付きそうな「塗っています感」も皆無。その上、SPF50+/PA++++なのだから、この夏持っていて損なし! と言い切れる実力派ベースメイクアイテムです。
カラーステイ クッション ロングウェア ファンデーション/レブロン
マスクを着けて生活する上で外せない「落ちにくい」「くずれにくい」という条件。
実は、その2つを得意とするレブロンのカラーステイシリーズから初めて登場するクッションファンデーションも、これからの季節に活躍してくれそうな予感。
肌の気になる部分はカバーしながらも、肌本来のツヤは自然に引き出せるのが特徴のファンデーション。ツヤとマットの良いとこ取りをかなえつつも、マスクとのバランスを見ながら、トントンと簡単に塗れるのはクッションファンデーションならでは。
また、年々進化するクッションファンデーション群の中でも、近年はパウダー使いがキモ。例に漏れず、このカラーステイ クッション ロングウェア ファンデーションのフィキシング カラー パウダーも、肌悩みを均一にカバーすべく良い仕事をしてくれる。
その上ピタッと密着する極薄フィルム膜内の皮脂コントロール パウダーが過剰な皮脂をしっかり吸収して、水分と油分のバランスを整えてくれるというのだから、「マスク向き」という点ではこれ以上ないアイテムといえるかも。
もちろん紫外線対策としてもばっちりでSPF50/PA+++と十分に合格点。これで税抜き2,300円はコストパフォーマンスの点から見ても驚きのレベルといえそう。
夏のベースメイク、どちらを選ぶ?
かる〜く抜け感のあるベースメイク派はスリー、皮脂のコントロール重視ならレブロン。夏のベースメイク候補に、ぜひチェックしてみてくださいね。
(文・撮影:前田紀至子)
※この記事は2020年07月02日に公開されたものです