二重敬語に注意! 「ご担当者様」の使い方
どんな場面で誰に対して使うのか
「ご担当者様」は次のようなビジネスシーンで使われます。
(1)文書やメールを送付する時
文書やメールの場合は、原則として宛先の名前を正確に記載する必要があります。
ただ、初めての連絡で担当者の名前が分からない時や、口頭で名前を聞いたためにどのような漢字なのか確証がない時(例えば、「わたなべ」さんには「渡辺・渡部・渡邉」などいろいろな漢字表記があります)は、「ご担当者様」という書き方をする選択肢があります。
(2)電話で相手の呼び出しを依頼する時
電話の場合は先に自分の名前を名乗ってから、「私○○社の○○と申します。恐れ入りますが○○(用件)のご担当者様へお取次をお願いできますか?」のように伝えます。
(3)訪問先で相手への取次を依頼する時
初めての訪問や担当者の名前を忘れてしまった時に、名前を間違えると失礼になるので「私○○社の○○と申します。○○のご担当者様はいらっしゃいますか?」と声がけすると好印象ですね。
ただ、名前が分かり次第、担当者のお名前で呼ぶようにしましょう。
(4)社内で他部署の担当者に連絡を取る時
社内でも自分の所属している部署以外に対して使うことが可能です。
その場合は、「ご」の接頭語を外して「○○担当者様」でも大丈夫です。