「引け目を感じる」の意味や心理とは? 対処法を解説
なぜ引け目を感じるのか?
ここでは、なぜ「引け目」を感じてしまうのか、その心理について紹介していきます。
卑屈になっている
「どうせ自分なんて」と卑屈になっていると引け目を感じやすくなります。
例えば、彼氏が欲しいけど今はいないという場合、恋愛がうまくいっている人を見たときに、引け目を感じる人もいれば、何も感じない人もいます。
「いいなぁ。私も彼氏欲しいな」と思っているだけなら引け目を感じないでしょう。でも、「どうせ私は選んでもらえない」「彼氏のいない私は価値がないのではないか」など、悪い自己イメージを持っていると、引け目に感じやすくなります。
卑屈になっている時、何か1つでもうまくいかないことがあると、ネガティブな発想に拍車が掛かり、自信が失われてしまいます。
自分の理想像を相手が持っているから
相手には「ある」のに、自分には「ない」と感じることが、引け目につながります。
例えば、「友達がたくさんいる人気者」が自分の理想像だとします。相手はまさに理想像そのまんまで、いつもたくさんの人に囲まれているとします。それに比べて自分は、輪の中にうまく入れずいつも人間関係で悩みを抱えているとしたら、相手に対して引け目を感じてしまうでしょう。
欲しいのに、自分には手に入らないかもしれないと思うことが苦しみになります。
手が届きそうで届かないから
身近な存在に対してはあれこれ比べて引け目を感じますが、例えば、パリコレのモデルに対して、「私はあの人よりスタイルが良くない」といって劣等感を抱く人はほとんどいませんよね。
なぜかというと、パリコレのモデルは別格だと思っているので、自分とは比較対象にならないからです。でも身近にいる人たちは、手が届く存在です。手が届きそうなのに届かない。だから余計に比べてしまうのです。
理想と現実のギャップが大きい
思い描いている理想が高い人は、現実とのギャップが大きくなることで引け目を感じやすくなります。理想が高い人は向上心があり、より良い自分でありたいと思っています。
そういった自分の成長のために理想を描くことはいいことなのですが、現実が理想から程遠く感じられると、自分自身がひどくダメなように思えて傷ついてしまうことも。
また、今の自分ではダメだと思っている人は、自己否定が強い分だけ完璧を求めて理想が高くなる傾向もあります。