彼氏と喧嘩中に意識したいこととは? 別れを防ぐ6つの極意
彼氏と喧嘩。早く仲直りしたいけど、こっちから謝るのは嫌……。どうしたらいいのでしょう。喧嘩別れしないためにも、彼氏と喧嘩になったときの上手な対処法を知っておきましょう。コラムニストのラブホの上野さんに6つの極意を教えてもらいました。
どれほど大好きな相手であったとしても、長く付き合っていれば一度や二度くらいは喧嘩をしてしまうものでしょう。
恋人であろうが家族であろうが親友であろうが、所詮は別の人間なのです。そこに違いがあり、それが元で喧嘩になることはもう仕方がありません。
もちろんできる限り喧嘩にならないように注意をすることも重要で御座いますが、それと同じかそれ以上に喧嘩になってしまった時の対処法を学んでおくことも重要でしょう。
今回は、彼氏との喧嘩中にぜひとも意識してほしい、喧嘩を上手に終わらせる6つの極意をお伝えします。
【1】喧嘩中は自分が感情的であることを忘れない
人間は感情の生き物で御座います。特に喧嘩中などはその本質があらわになる最たる例でしょう。
そもそも感情的になっていないのであれば、そうそう喧嘩になど発展しないのです。
しかし、私たちは自分が感情的になっていればいるほど「自分は感情的になっていない」と思い込んでしまう傾向があるのです。
ですので、喧嘩中は「自分は今、感情的になっている」ということを決して忘れないようにご注意くださいませ。
実践するのは非常に難しいことで御座いますが、それでも心の片隅にこの考えが残っていることは非常に重要で御座います。
【2】喧嘩中に別れを決断しない
日本でも2009年に始まった裁判員制度ですが、裁判員になれない方というのがいくつか存在します。
その中で最も分かりやすいのが「事件関係者」でしょう。
もしも自分の子どもが被告であれば、どうしたって軽い刑を望んでしまうでしょう。逆に自分の子どもを殺された親が裁判員になれば、まず間違いなく極刑を要求することでしょう。
当事者の判断には過剰なまでに感情が入り込み、決してまともな判断をすることはできません。
ですので、感情的になっている喧嘩中に何か決断を下すのは絶対に避けたほうがいいでしょう。
もしも相手が本当に別れるべき相手なのであれば、それは翌日になっても変わらないはず。心が落ち着いて冷静になってから決断を下しても、全く遅くはありません。
【3】男性が喧嘩中に無言になる理由を知っておく
口喧嘩になると黙ってしまう男性は少なくありません。そんな姿にイライラしてしまう女性も多いでしょう。
男性はなぜ無言になるのでしょうか、これには3つの可能性が考えられます。
(1)納得
1つ目の可能性が納得。つまり貴女の意見が全面的に正しく、何の反論もないというパターンです。
可能性としては存在しますが、現実的にはほぼ存在しないと考えていただいて問題は御座いません。それならば喧嘩はとっくに終わっているのです。
(2)反論はあるが言語化できない
2つ目の可能性は言語化できないということです。不満も憎しみも反論もあるものの、それを言語化することができず黙ってしまうという可能性で御座います。
このような男性に言葉をたたみ掛けるのは、体が弱く反撃できない子どもを殴っているのと同じこと。「するな」とは言いませんが、明確に弱いものイジメをしているということを心に刻んでいただければ幸いです。
喧嘩に勝つことはできるかもしれませんが、それで得るものは一時的な爽快感くらいなものでしょう。
(3)反論を我慢している
そして3つ目の可能性は我慢。
彼には明確に反論があり、それを頭の中では言語化することもできている。
しかしそれを言ってしまったら、相手との関係が終わってしまうと分かっているので、必死で言葉を飲み込んでいるという可能性で御座います。
こんな相手に「何か言ったらどうなのよ!」などと煽ってしまったら、彼のせっかくの我慢が水の泡。
相手が必死で耐えているからこそ、無言になっているという可能性をくれぐれもお忘れなきよう願います。
【4】喧嘩を穏便に終わらせるコツは「完封しない」
喧嘩の原因が何であれ、喧嘩で完封をするのは避けた方がいいでしょう。
99(彼氏が悪い)対1(自分が悪い)で勝つのはいいのです。しかし100(彼氏が悪い)対0(自分が悪い)にしてはいけません。
なぜならば、完封してしまうと相手は心の拠り所を失ってしまうから。
たとえ100対1であっても、1さえあれば相手はその1を拠り所として耐えることができるのです。しかしそれを0にしてしまったら、相手は耐えることも納得することもできません。
善悪の問題などどうでもいいのです。どっちが悪い、どっちが正しい、どっちが正義。そんなことは裁判官にでもやらせておけばいいでしょう。
たとえ100対0で相手が悪くても、それを99対1で妥協する。
相手が「まぁここは俺の意思を通せた」と思えるようにすることこそが、喧嘩を終わらせるために重要なポイントでしょう。
これは、喧嘩を早く収束させるだけではなく、穏便に終わらせる秘訣でもあります。
おそらく皆さまが喧嘩をしているその相手は、その気になれば皆様のことを殺すこともできる人間でしょう。
筋力・体力・体格・戦闘技術。おそらくその全てが皆さまを凌駕しております。喧嘩の果てに暴力を振るわれる、最悪の場合殺される……なんてことになってほしくはありません。
しかし口喧嘩に勝とうが論破をしようが、そんなものは武力の前では何の役にも立ちません。
善悪の話ではないのです、現実の話なのです。
現実として警察が到着するより先に、皆さまが怪我をすることは十分に考えられることなのです。そしてたとえ相手が逮捕されようと死刑になろうと、皆さまの傷が癒えるわけではございません。
このことも頭の片隅に置いておいてください。
【5】終わった喧嘩を蒸し返さない
もしも相手との関係性を終わらせるつもりなのであれば、過去の喧嘩を蒸し返すのもいいでしょう。
相手は辟易として、別れないにしても確実に好意は下がります。相手と別れる手段としてはこれ以上のものはございません。
ですが相手と別れる気がないのであれば、絶対に過去を蒸し返さないようにする必要があるでしょう。
お互いが終わった喧嘩を蒸し返していたら、戦争は永遠に終わりません。たとえ納得ができないものがあったとしても、それを飲み込まなければ関係は成立し得ないのです。
また過去を蒸し返してしまうと、この喧嘩が終わったとしても相手に「このことをまた蒸し返されるかもしれない」という不安を与えてしまうことでしょう。
いずれにしても別れたくないのであれば終わった喧嘩を蒸し返すのは大変危険で御座います。
【6】喧嘩の目的を忘れない
そもそも喧嘩なんてしないに越したことはありません。
しかし人付き合いの中で、どうしても喧嘩に発展してしまうことはあるでしょう。
その場合、決して忘れてはいけないのは目的で御座います。
良好な人間関係を作ろうという目的を達成するための過程の中で「仕方なく」喧嘩という手段を使ってしまっているにすぎません。
喧嘩そのものも、喧嘩の勝利もそれは手段にすぎないのです。
あくまでも目的は「良好な人間関係」。
このことを忘れてただ勝利を求めては、喧嘩に勝てても、人間関係は壊滅的になってしまうことでしょう。
(ラブホの上野さん)
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※この記事は2020年05月26日に公開されたものです