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「心中お察しします」の意味は? 正しい使い方と注意点(例文つき)

櫻井弘

「心中お察しします」の例文

ここからは、「心中お察しします」の例文を見てみましょう。

(1)身近な人間に不幸があったときの「心中お察しします」

・「長年連れ添ったご主人様とのお別れ、お辛いことと心中お察しします
・「ご家族皆様のご胸中はいかなるものかと心中お察しします

(2)傾きかけている取引先への督促に「心中お察しします」

・「心中お察しします。ご事情はおありだと思いますが、期日までの入金を何卒よろしくお願い致します」

できればこのような状況には遭遇したくないですが、いざという時「大変な事情は分かるけれど、できることはしてほしい」と念を押す場面などに効果的な言葉なので、覚えておくと良い言葉です。

(3)自然災害にあって気落ちしている方を気遣うときに「心中お察しします」

・「この度の震災では、甚大な被害に遭われ大変だったことと思います。心中お察し申し上げます。どうぞ今はお身体を回復させることに専念なさってください」

(4)関わりの薄い相手に相談されて「心中お察しします」

・「心中お察しします。とても大変だと思いますが……」

このように初対面やお互いの関わりが薄い相手からの相談に対して「心中お察しします」と始めることによって、「上から目線」「偉そうに」といった感情を緩和するクッション言葉としての効果が上がります。大人の会話術として覚えておくと損はないでしょう。

▶次のページでは、「心中お察しします」を使うときの注意点を紹介します。

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