お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

今さら聞けないオンライン飲み会の楽しみ方

マドカ・ジャスミン

オンライン飲み会の楽しみ方

ここまで読んで、「でも、いまいち楽しみ方を想像できない」と疑問を抱く人もいるに違いない。

私のような10代からリアル<インターネットが居場所だった陰キャラではなく、もはや「え? リアルって何?」みたいなお日様の下で生きてきた人たちにはぴんと来ない部分もあると想像が容易い。

ここでは、オンライン飲み会の楽しみ方をまとめていこう。

(1)事前にトークテーマを設定

対面での飲み会と違い、大人数の参加者の中で話題を細分化することがオンライン飲み会では難しい。逆に考えれば、『アメトーーク!』のように最初からテーマや企画を決めていると、初対面のメンバーが多い場面でも参加がしやすくなる。

私が主催するZoom飲み会で最近大盛り上がりしたのは、ずばり「いらすとや大喜利」。

いらすとやのイラストをメンバーの一人が選んできて、それが何を表すイラストなのかを当てるというものだ。厳密に言えばクイズだが、正解に辿り着くまでの大喜利を楽しんでいる。(まじでくだらなすぎて面白い)。

(2)友達の友達と気軽につながれる

対面でフランクに紹介するとなっても、1次会に2時間を要するとなれば、紹介をする方もされる方も少なからず身構えてしまいがち。

オンライン飲み会はその身構えをする必要が一切なく、思いつきで誘うことが可能だ。

場所の制約や移動がなく、対面で飲み会を開く時よりも時間の融通が利く。仮に自分が参加しているオンライン飲み会に別の友達を誘ったとして、その友達が「この飲み会は合わないな」と思えば、すぐに退出すればいい。

コツさえつかめば、外出をしなくとも交友関係を今まで以上に広げられるかも……?

(3)楽しい気分のまま寝落ち

いくら飲み会が楽しくとも、電車やタクシーの中で悪い方向に酔いが醒めてくれば、途端に楽しかった気持ちは減っていってしまう。私もよくある。

ひどいと急な吐き気で気持ちがおじゃんになるなんてことも。それでいえば、オンライン飲み会最大の利点は寝落ちできることなのではないかと率直に感じてならない。

お風呂上がりのお酒! 酔った! 潰れそう! おやすみなさい! ……最高すぎか! 外へ飲みに行くとしても、帰宅してから入浴することが一番面倒と思い、そのせいで出不精になっていた私の時代がやってきたと言っても過言ではない。

ちなみにオンライン飲み会の参加者には動画を映さず、音声通話のみで入浴しながら参加する人もいる。こういう自由なゆるさこそが大正義。

(4)疎遠になっていた人たちとの再会

オンライン飲み会は今目の前にある人間関係だけではなく、疎遠となっていた過去の人間関係にも光を当ててくれるらしい。友達に聞けば、何人かが高校や大学の同期とオンライン飲み会を通じ、旧友との再会を楽しんでいるそう。

また、100人規模のオンライン同窓会に参加した人もいた。テクノロジーの進歩は人との距離を縮めすぎたという意見もあるけれど、こういう機会で過去に縁があった人とまた顔を合わせられるのだから、テクノロジーにまた一つ感謝する面を知れたのだと気付く。

しかし、私はまだ一度も旧友とオンライン飲み会をしていないという残酷な現実も叩きつけられた。高校や中学同期のみなさん……これを機にオンラインで飲みましょう……。

(5)一晩で複数ミーティングをハシゴ

飲み会が大好きな人たちは、オフラインだろうがオンラインだろうが関係ない。“飲み会”なら飛んでくるし、むしろハシゴさえもする。

基本、主催オンライン飲み会に常駐しているので、私自身オンライン飲み会のハシゴは未経験だが、多い人だと一晩で6つもハシゴするとのこと。

そして、家で潰れて寝落ちしているとのこと。していることが渋谷や六本木と大差ないというツッコミはこの際してはならない。なぜなら、その人たちはただまっすぐに己の信念を貫いている。それだけなのだ。

たかが飲み会、されど飲み会

SNSを眺めていると、「オンライン飲み会なんてただ学習意欲がない暇人が群れているだけ」「酒なんて飲まず成長につながることをしなよ」といった(かまってちゃん天邪鬼的な)意見も散見しているけれど、参加している人たちが満足しているならそれで良くないか? が個人的な感想だ。

そもそも、私たちはこういう状況になって、自分たちが何をどう大切にしていきたいかについて否が応でも向き合わなければいけなくなった。

そういった状態では、孤独や寂しさ、虚無感が付随してくることも珍しくない。それで人は死ぬからな。

であれば、今は走れなくとも、考えられなくとも、笑える機会に笑うほうが健全な心を保てるだろう。足を引きずっているのなら、肩に手を回そう。そうしたら、ちょっとは前進できないか。

心がどこかへ行ってしまいそうになったとしても、テクノロジーが人と人とをつないでくれる。そういった意味でオンライン飲み会は機会じゃなく、れっきとした新たな居場所なのだと私は考えるのだ。

(マドカ・ジャスミン)

※画像はイメージです

 

マドカ・ジャスミン

エバンジェリスト。1995年9月2日生まれ。2016年3月に開始した多種多様な人脈や行動力を武器としたライティングや、STD(性感染症)やHIV防止啓蒙活動も行う。その豊富な経験とユニークな着眼点から人間模様を中心とした執筆内容、独自の視点からなるツイートが若者を中心に男女問わ...

この著者の記事一覧 

SHARE