威圧的な人の特徴とは? 227人に聞いた対処法も紹介!
威圧的な人への対処法【227人の体験談】
今回の調査では、威圧的な人への対処法についても聞きました。その結果、特に多かった回答は「距離を置く」「会話は必要最低限にする」でした。
多くの人が、威圧的な人はとはなるべく接触しないようにしているようです。
※有効回答数227件(「これまで威圧的な人に遭遇したことがありますか」の問いに「はい」と答えた人)。複数回答式
では、それぞれの対処法についてアンケートへ寄せられたコメントと共に紹介します。
(1)距離を置く
今回の調査で最も多かった対処法が「距離を置く」です。やはり無理に関わるよりは距離を置いた方が精神的に楽でしょう。
- 「仕方なく関わる時以外は、相手の視界に入らないようにしている」(37歳/男性/ソフトウェア・情報処理)
- 「相手としゃべらなければ特にストレスはないので、距離を置いた」(30歳/男性/鉱業・金属製品・鉄鋼)
(2)会話は必要最低限にする
威圧的な人と職場が同じなど、どうしても関わる機会がある場合、せめて会話は必要最低限にしたいところです。
- 「とにかく波風を立てないよう、黙々と仕事をしていました」(39歳/男性/フリーター)
- 「こちらが怒るとさらに怒られるので、やり過ごすのが一番良い。とにかく最低限の会話と対応を心掛けた」(36歳/女性/専業主婦)
(3)心を無にして対応する
どうしても威圧的な人へ対応しなければならない時は、心を無にしてストレスを感じないようにする人も多いようです。
- 「いちいち気にしていては自分が傷つくだけなので、仕事中は心を無にして対応していました」(31歳/女性/フードビジネス)
- 「『威圧的な人は違う世界の住民なんだ』と自分に言い聞かせて、自我を押し殺す」(39歳/男性/広告・出版・印刷)
- 「相手が説教モードの時はこちらが何を言っても無駄なので、とにかく無心で適当にあいづちを打っていた」(32歳/女性/人材派遣・人材紹介)
(4)言われたことを真に受けず聞き流す
前述したように、威圧的な人は言葉遣いがきつい傾向にあります。それをいちいち真に受けていたらメンタルが持たないかもしれません。
何かきついことを言われたら、あまり気にせず聞き流すつもりでいた方が良いでしょう。
- 「何か言われても感情的にならないよう気をつけている」(28歳/男性/海運・鉄道・空輸・陸運)
- 「会社の上司にパワハラまがいの人がいます。その人が怒鳴り始めたら、右から左に受け流すようにしています」(36歳/男性/農林・水産)
(5)2人きりにならない
威圧的な人は、特に「自分より立場が弱い」と判断した相手に対して高圧的な態度を取る傾向があります。
そのため、威圧的な人が「自分より立場が上」と感じている相手と一緒にいることで、理不尽な攻撃を防げるかもしれません。
- 「仕事で上司から複数人での対応を徹底するよう言われている」(35歳/男性/公益・特殊・独立行政法人)
- 「威圧的な人と2人きりになるのを防いだ」(35歳/女性/専業主婦)
(6)対面では会話せずメールなどで済ませる
威圧的な人に何か伝えなければならない時は、対面で話さずメールなどで済ませるのも手です。こうすれば、少なくともその場で怒鳴られることはないので少し気持ちが楽でしょう。
- 「対面だと『言った』『言わない』でトラブルになることが想定されます。そのため、証拠として残るようメールやFAXで対応しています」(39歳/男性/官公庁)
- 「なるべく威圧的な相手と関わらないようにするため、他の人に伝言等をお願いした」(34歳/女性/ドラッグストア・調剤薬局)
- 「業務連絡はメールのみで、上司を必ず同じ宛先に入れる」(35歳/男性/その他電気・電子関連)
(7)相手の機嫌を取る
威圧的な人の機嫌を取り、うまくいなす人もいるようです。これはなかなかな上級テクニックですね。
- 「相手の話を全て肯定し、早く話が終わるようにする」(38歳/男性/専門コンサルタント)
- 「人を小馬鹿にして自分が偉いと思っている相手に対して、『あなた賢いからあなたがやって』と仕事を振り、やってもらっていた」(37歳/女性/フリーター)
(8)あえて明るく対応する
威圧的な人にあえて明るく対応して乗り切る人もいるようです。明るく振る舞われたら、威圧的な人も拍子抜けして攻撃する気にならないのかもしれません。
- 「相手にするのではなく、適当にあやすような態度で接する」(37歳/女性/銀行)
威圧的な相手に悩んでいる人へ。心理カウンセラーからアドバイス
では、もしも恐怖を感じるほど威圧的な態度で接してくる相手が近くにいたら、どのように関わるのがベストなのでしょうか。
ここからは、威圧的な人への接し方のコツをお伝えします。
職場の威圧的な上司・先輩との関わり方
まずは、職場にいる威圧的な人と上手に関わる方法を見てみましょう。
職場にいる威圧的な人に対しては、やはり相手の機嫌を損ねないことが最重要ポイントになってくるのではないでしょうか。
まずは期待を裏切らないこと
その中で特に心がけたいのは、相手の期待を裏切らないことです。
例えば、
- 無理だと分かっていることを引き受けない
- 何でもすぐ質問するのではなく、まずは自分で考える
- 勝手に仕事を進めず、いったん了承を得る
といったことを心がければ、威圧的な上司や先輩に怒られる回数はグッと減るでしょう。
あえて頼るのも効果的
また、もう1つおすすめの方法があります。それは、あえて威圧的な相手を頼ることです。
一般的には、威圧的な態度を取る相手から距離を置こうとする人が多いのでは? しかし、人は誰かに頼られると「放っておけない」と感じます。
もっといえば、助けてあげた相手のことを人は好きになるものなのです。
「できの悪い子ほどかわいい」という言葉があるように、手がかかる後輩や部下というのは威圧的な人にとってもかわいい存在となっていきます。かわいがってもらうためにあえて頼るというのは、意外と効果的な方法といえるでしょう。
具体的には、「こういうことは○○さんに聞くのが一番だと思った」と言って仕事を教えてもらったり、「○○さんにしかこんなことは相談できない」と話を持ちかけたりしてみるといった方法があります。
そもそも慕ってくれる相手に対しては威圧的に接する必要がないため、きっと相手もそのような態度を取らなくなりますよ。
威圧的な彼氏や友達との関わり方
続いてお伝えするのは、彼氏や友達など、プライベートで付き合いのある人が威圧的な態度を取る場合についての関わり方です。
それは本当に関わるべき相手?
彼氏や友達などが相手の場合は、どうしても付き合いを続けなければいけない相手なのかどうかがポイントとなってくるでしょう。もし距離を置いても差し支えない相手なのであれば、付き合い自体を見直してみてはいかがでしょうか。
威圧的な態度で接してくるということは、相手は少なくとも「あなたより優位に立っている」と思っています。
もし相手が先輩や兄姉といった年上の相手なら、多少は下に見られても仕方ないかもしれません。
しかし、友達や彼氏があなたよりも上の立場ということは、一般的に考えてあり得ませんよね。どんなに年上の彼氏であっても、やはり恋人同士である以上、なるべく対等な立ち位置で付き合うのが理想的です。
関係を続けるなら「伝えること」
もしどうしても付き合いを続けなくてはいけない相手なら、一度あなたの気持ちを素直に伝えてみてはいかがでしょうか。「いつも威圧的な感じがして怖い」と伝えれば、無自覚だった場合は態度を改めてくれる可能性があります。
また、毅然とした態度で接することでも、相手の威圧的な態度を減らせるかもしれません。
これまで相手に合わせることが多かったなら、これからはあなたの気持ちや意見を少しずつ伝えるようにしてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、やはり相手の性格を変えようとすることで人間関係がうまくいかなくなるケースは少なくありません。もし「威圧的な態度を改めてほしい」と伝えても何も変わらないなら、やはり少しの間は距離を置いて様子を見た方がいいでしょう。
威圧的な相手の言いなりになる必要はない
どんなに威圧的な相手であっても、何でも言いなりになる必要はありません。
かといって、相手の意見を真っ向から否定したりけんか腰で立ち向かったりすると、余計にややこしい状況に陥ってしまう可能性があります。相手のプライドをむやみに傷つけないよう、注意しましょう。
普通に話すことさえままならないほど恐怖を覚える場合は、一定の距離を置いたり相談窓口を利用したりといった方法もぜひ視野に入れてみてくださいね。
(ながせなみ)
※画像はイメージです
※マイナビウーマン調べ
調査日:2023/2/14
調査対象:20~39歳の男女
調査人数:300人
※この記事は2020年04月29日に公開されたものです