好かれる人は無意識にやっている「ミラーリング効果」
恋に効くミラーリングのやり方
それでは、恋愛に効果的なミラーリングのやり方を具体的に紹介します。
(1)会話のテンポを合わせる
相手のテンポに合わせて話すと、リズムよく会話が進み「この人とは合う気がする」と相手に思ってもらいやすくなります。
相手がはきはきと話すなら同じ調子ではきはきと、相手がゆっくり話すなら同じ速さでゆっくり話すようにしましょう。
(2)相手の言葉を繰り返す
相手の言葉を繰り返すオウム返しは、カウンセラーがクライアントの話を聞くときにもよく使うテクニックです。相手が心を開きやすくなる効果があります。
彼が「今日は忙しくて疲れたよ」と言ったら、「そっか、忙しかったんだね、それは疲れちゃうよね」と同じ言葉を繰り返します。
同じ言葉を繰り返すだけなので、気の利いた一言を言おうとするより簡単。ですが、効果は絶大です。
相手は「自分の話を聞いてもらえた」「自分の気持ちを受け止めてもらえた」と感じます。
同じ言葉を使わず、別の言葉で言い換えると、ニュアンスが変わってしまい、「いやいや、そうじゃなくて……」と相手が言い出して会話の流れが悪くなることがあるので気を付けましょう。
(3)表情を合わせて感情を共有する
相手が楽しそうに笑ったら自分も同じように楽しそうに笑います。相手が怒っていたら「そっかそっか、それは腹立つね~」と相槌を打ちながら表情を合わせます。
楽しい雰囲気のときは少しオーバーにリアクションするといいでしょう。「この人と一緒にいると楽しいな」と思ってもらいやすくなります。
(4)動作を合わせる
相手が食べたり飲んだりしたら、同じタイミングか、ワンテンポ遅いタイミングで、食べたり飲んだりするとミラーリング効果が高まります。
会話中、相手が身を乗り出したら、自分も前のめりになって聞き、相手が首をかしげたら、自分も首をかしげるようにしましょう。
移動するときに歩く速度を相手に合わせるのもおすすめです。
(5)同じものもしくは似たものを注文する
相手がコーヒーを注文したら、自分もコーヒー、もしくはカフェラテやカプチーノなどを頼みましょう。オレンジジュースを頼んだり、自分だけデザートセットにしたりすると、ミラーリングにはなりません。
相手がカレーライスを注文したら、自分はハヤシライスにしてみるのもいいですね。似ているけど少し違うものを注文すると、「それおいしい?」など、会話のきっかけにもなるので一石二鳥です。
(6)メールやLINEは相手と同じ文調にする
メールやLINEの言葉遣い、改行の仕方などには個性が出ます。
相手が句読点を使わないなら自分も使わない、「笑」を使うなら自分も使うといったふうに真似をします。絵文字やスタンプも相手がよく使うものを選ぶといいでしょう。
文章の雰囲気を似せられると、「合う」と感じてもらいやすくなります。