ストレス解消のため、1カ月に使っている金額は? 働く男女の傾向が明らかに
大和ネクスト銀行は、ビジネスパーソンに関する調査を実施しました。
大和ネクスト銀行は、20歳~59歳の働く男女を対象に、ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査結果を発表しました。
ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査結果
ビジネスパーソンの健康と寿命に関する自己評価
ビジネスパーソンのからだの健康の自己評価は? 「からだが健康」20代女性では90%、30代男性では72%
Q.現在、自身がどのぐらい健康だと思うか【単一回答形式・からだの健康】
まず、【からだの健康】について、自身がどのくらい健康だと思うか聞いたところ、『健康である(計)』(「非常に健康である」と「まあ健康である」の合計)は80.4%。 ビジネスパーソンの多くは、からだの健康に問題はないと自負していることがわかりました。
性年代別にみると『健康である(計)』と回答した人の割合は、多くの年代で男性と比べて女性のほうが高い傾向に。自己評価は20代女性(90.4%)で最も高くなり、30代男性(72.0%)で最も低くなりました。
Q.『からだが健康ではない』と回答した理由【自由回答形式】
対象:自身のからだが健康ではないと回答した人
自身のからだが健康ではないと感じる理由をみると、20代では「よくからだを壊すから」(男性)、30代では「疲れがなかなかとれないから」(女性)、40代では「昔に比べて疲れるようになったから」(女性)、50代では「健康診断の結果が良くなかったから」(女性)といった回答が多くみられました。
ビジネスパーソンの健康に関する習慣と意識
健康づくりのためにしていること 1位「睡眠時間を確保」2位「タバコを吸わない」3位「なるべく歩く・階段を使う」
Q.健康づくりのためにしていること【複数回答形式】
全回答者に、健康づくりのためにしていることを聞いたところ、「睡眠時間をしっかり確保する」(38.5%)が最も高く、次いで、「タバコを吸わない」(34.9%)、「なるべく歩いたり階段を使うようにしている」(34.8%)、「趣味・楽しみを持つようにする」(34.4%)、「外出後は手洗い・うがいをする」(32.6%)となりました。
年代別にみると、「定期的に健康診断を受ける」(20代17.2%、30代29.2%、40代37.6%、50代41.2%)は、年代が上がるにつれて高くなりました。上の年代の人ほど、健康診断の定期的な受診を心がけているようです。
健康のために見直したい生活習慣 1位「夜ふかし」2位「間食」3位「休日に家でゴロゴロ」
Q.健康のために見直したい生活習慣【複数回答形式】※上位10位までを表示
全回答者に、健康のために見直したい生活習慣を聞いたところ、「夜ふかしをする」(25.2%)が最も高く、次いで、「間食をする」(22.8%)、「休日に家でゴロゴロする」(21.4%)、「脂っこいものを食べる」(21.3%)、「お腹いっぱいになるまで食べる」(21.2%)となりました。
年代別にみると、「布団に入ってからもスマホをさわる」(20代30.0%、30代23.6%、40代17.6%、50代11.2%)は、若い層ほど高くなりました。寝る直前までスマホを見ることにより、睡眠に悪影響が出ると言われています。布団に入ってからもスマホをさわってしまう習慣を改めたいという若手ビジネスパーソンは少なくないようです。
ビジネスパーソンのストレス実態と対処法
職場にこんな人がいたらストレスフル 「すぐにキレる人」「いつもイライラしている人」「自己チューさん」
Q.“こんな人が職場にいたらストレスが溜まってしまうと思う人”【複数回答形式】
※上位10位までを表示
ビジネスパーソンがこころの健康を害する原因の一つとして、職場の人間関係によるストレスがあるのではないでしょうか。
全回答者に、“こんな人が職場にいたらストレスが溜まってしまう”と思う人について聞いたところ、「すぐにキレる人」(51.1%)が最も高く、次いで、「いつもイライラしている人」(48.8%)、「自己中心的な人」(47.2%)、「噂や悪口ばかり言っている人」(46.8%)、「嫌味を言ってくる人」(45.6%)となりました。すぐにキレる、イライラするなど、ネガティブな気持ちを態度に出すような人に対し、ストレスを感じる人が多いようです。
男女別にみると、「いつもイライラしている人」(男性38.0%、女性59.6%)は、男性と比べて女性のほうが21.6ポイント高くなりました。
年代別にみると、50代では「自己中心的な人」(54.8%)、「不平不満ばかり言っている人」(54.0%)、「口だけ達者で仕事ができない人」(48.8%)が、他の年代と比べて高くなりました。
50代ビジネスパーソンは、周囲への気配りができない人や、口だけで行動が伴っていないような人に対して、ストレスを感じるようです。
ストレスを感じたときの対処法 1位「気分転換・リフレッシュをする」2位「リラックスする時間を作る」
Q.ストレスを感じたとき、どのように対処しているか【複数回答形式】
全回答者に、ストレスを感じたとき、どのように対処しているか聞いたところ、「気分転換・リフレッシュをする」(41.4%)が最も高く、次いで、「リラックスする時間を作る」(36.4%)、「ストレスの原因と距離をおいてみる」(29.2%)、「友人や家族に不満を聞いてもらう」(24.0%)、「何事もポジティブに捉える」(16.4%)となりました。
男女別にみると、「友人や家族に不満を聞いてもらう」(男性12.8%、女性35.2%)は、男性と比べて女性のほうが22.4ポイント高くなりました。女性には、心の内を人に話して吐き出すことで、ストレスに対処しているという人が多いようです。
年代別にみると、「友人や家族に不満を聞いてもらう」(20代31.6%、30代27.2%、40代20.0%、50代17.2%)と「不満は溜め込まず相手に伝える」(20代11.6%、30代8.8%、40代7.6%、50代6.4%)は、若い年代ほど高くなりました。
若手ビジネスパーソンは、不満を積み重ねないようにすることで、ストレスと上手に付き合っている人が多いのではないでしょうか。
ビジネスパーソンのストレス解消法 3位「ドラマ・映画をみる」、2位「好きな音楽をきく」、1位は?
Q.どのようにしてストレスを解消しているか【複数回答形式】※上位10位までを表示
全回答者に、どのようにしてストレスを解消しているか聞いたところ、「寝る」(38.7%)が最も高く、次いで、「好きな音楽をきく」(21.7%)、「ドラマ・映画をみる」(21.5%)、「お酒を飲む」(20.9%)、「スイーツを食べる」(20.3%)となりました。
男女別にみると、「ドラマ・映画をみる」(男性13.0%、女性30.0%)や「スイーツを食べる」(男性8.4%、女性32.2%)、「ショッピングに行く」(男性9.8%、女性29.4%)、「友達・家族に愚痴る」(男性7.0%、女性28.0%)は男性と比べて女性のほうが15ポイント以上高くなりました。エンタメやグルメ、ショッピング、親しい人とのコミュニケーションなど、ビジネスウーマンのストレス解消法は多岐にわたっているようです。
他方、「お酒を飲む」(男性22.6%、女性19.2%)と「運動・スポーツをする」(男性23.4%、女性15.8%)は女性と比べて男性のほうが高くなりました。
健康づくり・ストレス解消とお金
ビジネスパーソンが健康づくりのために使っている金額 平均は3,359円/月 50代では4,104円/月
Q.健康づくりのために、1カ月間に使っているお金 ※平均を表示
からだとこころの健康のために、どのくらいお金を使っているのでしょうか。
全回答者に、健康づくりのために、1カ月間に使っているお金を聞いたところ、「0円」(35.0%)が最も高くなった一方、「1,000円未満」(19.2%)や「1,000円~3,000円未満」(16.2%)にも回答が集まり、平均金額は3,359円でした。
男女別に平均額をみると、男性3,168円、女性3,549円と、女性のほうがやや高くなりました。年代別にみると、平均額は50代(4,104円)が最も高くなりました。
ビジネスパーソンがストレス解消のために使っている金額 平均は5,758円/月 30代では6,470円/月
Q.ストレス解消のために、1カ月に使っているお金 ※平均を表示
また、ストレス解消のために、1カ月間に使っているお金を聞いたところ、「0円」(28.0%)が最も高くなったほか、「3,000円~5,000円未満」(17.0%)にも回答が集まり、平均金額は5,758円と、健康づくりのために使っている平均金額より2,399円高くなりました。
ビジネスパーソンの多くが、からだの健康よりもこころの健康にお金をかけているようです。
男女別に平均額をみると、男性5,469円、女性6,047円と、女性のほうが578円高い傾向に。年代別にみると、平均額は30代(6,470円)が最も高くなりました。
「ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査」
調査対象:全国の20歳~59歳の男女ビジネスパーソン1000人
調査期間:2020年3月7日~2020年3月10日
調査主体:大和ネクスト銀行
(マイナビウーマン編集部)
※この記事は2020年03月30日に公開されたものです