心理学で解決! ストレス別5つの発散法
ストレス耐性をつけるには
ストレスは、すべてが不要というわけではありません。「自分らしさや能力の発揮をサポートするストレス」もありますから、ストレスと上手に付き合えるように、ストレス耐性をつけましょう。
1.リラクゼーション
ストレス耐性を高めるには、やはりリラクゼーションが有効です。ストレスの要因と反対の性質を持った趣味や楽しみを行うことで、リラックス効果が見込めます。
例えば、長時間のデスクワークをしている人なら、ヨガや軽い運動を行ってみる。基本ひとりで仕事をしているなら、大勢の人とかかわる趣味を持つなどです。
ハードルが高いものではなく、気軽にはじめられるリラクゼーション方法を見つけてみましょう。
2.できることから取り組む意識を持つ
今ある状況を受け止め、「今できること」から取り組む意識を持つことが大切です。
目標達成のために同僚・仲間との対話を行うなど、現実的な対処法を取り入れることで、ストレス耐性が高まっていくと考えられます。
3.ものの見方・捉え方を変える
ストレスがプラスに作用するか、マイナスに作用するかは自分のものの見方・捉え方にもよります。プラスに作用する考え方を取り入れてみるのもいいでしょう。
例えば、なんでも白黒つけてしまう思考から、「成功したこと・良かったことを意識する」ように変える。合理的理由がない「べき思考」(〜すべき、~すべきでないという考え方)を、多様な意見を受け入れ、物事を柔軟に捉える思考へと変えるなど心がけてみてください。
4.自分自身を肯定的に捉える
自分自身を信頼している人は、ものごとの見方・捉え方が肯定的ですので、不安や失敗・逆境なども価値あるものとして捉えます。つまり、自分自身を肯定的に捉えておくことは、とても重要なことなのです。
普段から「自分を褒める、ねぎらう」「自分の長所を紙に書き出す」などを行い、自分を信頼していくように心がけてみてください。
ストレスと上手に付き合うことを考えよう
ストレスが解消されているかどうかのひとつの目安は「気持ちが高揚するのではなく、落ち着き、穏やかになっているかどうか」です。
「このくらいのストレスなんて」と軽視するのではなく、自分のストレッサーがどれなのか見極め、ストレスを取り除く方法を試してみてください。
その後の自分にとって必要なストレスであったと思えるようになるといいですね。
(浅野寿和)
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※この記事は2020年02月28日に公開されたものです