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心理学で解決! ストレス別5つの発散法

浅野寿和(心理カウンセラー)

効果的なストレス発散法

では、ストレスを解消するにはどうすればいいのか。 5つのストレッサーごとに対処法を紹介します。

1.不安や怖れによるストレスなら

不安や怖れによって緊張した心を緩和するためには、リラックスできる時間を増やしましょう

例えば、寝る前にアロマを使用する、好きな作家の本を読む、エステに行くなど自分に合った対処法を見つけましょう。

仕事なら、抱え込んでいる業務の量を調整していきましょう。ときには誰かに手伝ってもらうなど、周りの力を借りることも大切です。

2.失うことによるストレスなら

喪失による悲しみが伴うこのストレスは、信頼できる人に話を聞いてもらう、共感してもらうことで気分も徐々に楽になっていきます。

また「今の自分には少し時間が必要のようだ」と理解して、焦らずゆっくり回復を試みてください

3.不自由さによるストレスなら

「自分で自分を認めてあげること」が大切です

このストレスは「こんなに頑張っているのに」と自己否定から生じていることが少なくないので、自分を大切に価値ある存在として扱うことを意識してみてください。

4.承認欲求によるストレスなら

あなたは本当に周りから認められていないのでしょうか? 周囲から承認されているのだけれども、自分が気づいていない場合もあります。

そんなとき、まずは他者を承認してみましょう

同僚に質問したときに「ありがとう。○○さんは、いつも仕事が丁寧だよね」など、お礼の言葉にひと言を添えてみてください。きっと、あなたの承認で相手は喜ぶでしょうし、あなたの言葉がまっすぐ受け止められているということは、あなた自身が承認されているともいえるでしょう。

そんなに不安になる必要はありません。あなたはちゃんと認められているはずです。

5.自分の理想と現実との乖離によるストレスなら

誰しも「理想の自分像」を持っているものですが、理想を実現することは容易ではありません。今の自分が理想的な自分になれないのには、さまざまな事情や理由があるわけです。

それでも、今の自分を「これも私だよね」と受け入れ、自分を許し受け止めると、ストレスが軽減されていきます

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