頑張り屋さんの特徴とは? 頑張りすぎを防ぐ方法も紹介
頑張りすぎを防ぐには
頑張り屋さんなのは良いことですが、頑張りすぎていると心身共に持ちません。では、頑張りすぎを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
(1)無理していることを自覚する
無理をしているつもりはないんだけど……と思う人はいるでしょう(私も昔そうでした)。でも、もし身体や心の具合が悪くなったのであれば、あなたは無理をしているのです。
「そっか、私無理してたんだ……」と、まずは気づくこと。そこから再スタートすれば良いのです。
(2)「完璧である必要はない」と気づく
完璧主義の人は、「人間なんだから常に完璧である必要はない」と気づくことが大事。自分を守るためにも、効率良く仕事や家事をこなすためにも、時に妥協が必要なこともあります。
「ここだけはちゃんとやる」というラインを決めたら、それ以外はあまりこだわりすぎないよう意識することも重要です。
(3)人を頼る
人に頼むのが苦手な人は、「頼むのは悪いことでも恥ずかしいことでもなく、むしろ信頼を示す行為だ」と捉え、大変な時は頼むことが重要です。
「困った時はお互いさま」「仕事はチームで助け合ってやるもの」という考えを持つと良いでしょう。
(4)仕事を人と分担する
「自分1人でやった方が楽」と考えて多くの仕事を抱えてしまう人は、「自分に何かあった時に仕事が止まるリスクがある」と気づき、共有と分担を試みてみましょう。
最初は仕事を教える手間がかかりますが、長い目で見れば良い投資になるはずです。
(5)人を信じる
他人の仕事ぶりを信用できないと、なかなか仕事を任せる気になれないかもしれません。
そのような時は、「任せることで相手がやる気を出すこともある」「任せたからといって、自分が全く口出ししていけないわけではない」と考えてみましょう。そうすれば、少しは相手を信じる気になるはずです。
(6)「相手は自分に無理を望んでいない」と気づく
人の期待に応えたい気持ちが強くて頑張りすぎてしまう人は、「相手は自分に無理をしてほしいわけではないし、頑張りすぎて倒れたら元も子もない」と気づきましょう。
また、「期待が強すぎるな」と感じたら相手とコミュニケーションを取って期待値の調整をするのも手です。
頑張れない自分とどう向き合えばいい?
中には、これまで頑張りすぎた結果、「もう頑張れない」と無気力になってしまっている人もいるかもしれません。
そんなときは、「今は少しお休みする時期なんだ」と捉え、ペースをゆるめましょう。そして、休息を選んだ自分を責めないこと。
心と体は連動しています。心が「頑張れない」と思っているときに、無理に動こうとしてもうまくいかず、そのせいで自信を失い、ますます無気力になりかねません。
頑張りすぎた人が病気になったり、無気力になったりするのは、命を失うような大事になる前に身体が発信してくれたアラートだと私は捉えています。
「おやすみしましょう」と身体が伝えてくれているのです。だから、それに従っていいのだと思います。無気力なりにやれること、やりたいことがある場合は、それをやっていればいい。
可能であれば、ときには心を許せる友人や仲間に会ってお茶や食事をしたり、外に出かけて映画や本、コスメや服などなんでもいいので好きなものに触れたりする時間を取るとなおよしです。なんの刺激もない状態ですごす日々が長くなりすぎると、いろんな感覚が鈍っていくと思うので。いわばボケ防止です(笑)。
もちろん、それをしなきゃ! と義務感を抱いてしまうと、また疲れてしまうので、ちょっとエネルギーが出てきたかもと感じたころに、少しずつ動いてみればいいと思います。
頑張り屋さんは手抜きを覚えて
仕事をはじめたばかりのときや、結婚したばかりのときなどは、覚えないといけないことや慣れないといけないことが多いので、「頑張らなきゃ」と必死になるもの。それは自然なことですし、あるべき姿だと思います。
でも、ある程度仕事や動き方を知ったあとは、手を抜くことも大事です。というより、手を抜く時間も作らないと長続きしません。そうしなければ、一番大事なところでパフォーマンスを発揮できません。
たとえば、自分が会議やプレゼンで発表する役割のときなどは全力で行うけれど、それ以外では適度に手を抜く。関わっている案件が増えていくと、すべてを全力で頑張るのは不可能であることがわかってきます。自分が一番頑張るべきところで頑張るためにも、そして長く仕事をしていくためにも、手の抜きどころを知ることは大事です。
また、仕事と家庭の両立を頑張りすぎて、心や体の調子を崩してしまうケースもあります。そうならないためには、夫が一番重視しているのは何か、あまり気にしていないのは何か、を把握し、適度に手を抜くことが大事。
たとえば、「帰宅時には、必ず玄関まで迎えに出る」「愚痴を聞いてあげる」は必ずやるけれど、「夕飯の献立はマンネリでもいい」といった具合に(笑)。これはあくまでも一例で、帰宅の早い夫が食事の支度を担当するケースなどもあるでしょう(あってほしい)。
どんなパターンにせよ、自分にも相手にも完璧を求めすぎないことが鍵だと思います。もちろん我慢しすぎもよくないので、そのへんは臨機応変に。
人生は長いです。短距離走なら全力で走り抜ければいいかもしれませんが、長い長い距離となると、そうもいきません。
まわりの景色を楽しみながら、そしてたまに休憩しながら長距離をウォーキング。それくらいのスタンスでいることが、仕事でもプライベートでも笑顔の多い日々をすごすコツかもしれません!
(ヨダエリ)
※画像はイメージです
※この記事は2019年12月11日に公開されたものです