職場の嫌いな人とどう付き合う? 原因と対処法
人間的に嫌いな人の理由と対処法
それでは次に「人間的に嫌いな場合」を解説させて頂きましょう。
「人間的に嫌い」な場合の理由
「人間的に嫌い」な場合は、金銭的な実害がないにも関わらず嫌いなのです。
これはもう「生理的に嫌い」レベルの話ですので、その「嫌い」をどうこうするのは難しいでしょう。
「同僚として嫌い」な場合は、実害があるからこそ嫌いなだけなのです。ですので組織の構造が変わり、実害が生まれないようになれば相手のことを好きになれることもあるでしょう。
つまり「人間的に嫌い」な場合、相手のことを好きになるのは非常に難しいと言わざるを得ません。
「人間として嫌い」な場合の対処法
それでは「人間的に嫌い」な人がいる場合はどのように対処をすれば良いのでしょうか。
重要なことは、嫌いになってもいいから、嫌われないということでしょう。
「相手は自分を映す鏡だから、自分が相手のことを嫌いだと思えば、相手も自分のことを嫌いになるし、好きだと思えば相手も好きになるのだよ」という綺麗事をおっしゃる方は非常に多いのですが、こんな理屈は夢物語以外の何物でも御座いません。
「自分は好きだけど、相手は自分のことが嫌い」という関係性や「自分は嫌いだけど、相手は自分のことが好き」という関係性などはいくらでも存在するのです。そもそも「自分が好いたら相手も好いてくれる」という理由が正しいのであれば、この世界のストーカーたちはみんな相手から好かれていることでしょう。
さて、それでは職場で「人間的に嫌い」な人がいる場合の対処法を解説させて頂きます。
まずこちらが相手を嫌いな分には、特に実害は御座いません。
毎朝顔を見ることで不快な気持ちにはなるでしょうが、逆に言えばその程度。仕事に致命的な支障が出たり、金銭的に大打撃を受けたりすることはないのです。
しかし、もしも相手が自分のことを嫌いになった場合、高確率で明確な実害が発生してしまうことでしょう。
ですので人を嫌いになったとしても、相手から嫌われてはいけないのです。自分が相手のことを嫌いになるだけならば気分の問題だけで済みますが、相手から自分が嫌われてしまうのは気分の問題では済まない実害が発生してしまうことでしょう。