「処女の彼女」に対する男性の本音と打ち明け方
男性は「彼女が処女であること」をどう捉える?
前述の相模ゴム工業株式会社の調査「ニッポンのセックス」において初体験の相手について着目していくと、2013年は、付き合っていない人と初体験する割合が20代13.5%、30代16.2%でしたが、2018年は、20代16.1%、30代19.2%と増えています。
これから読み取れるのは、付き合っていない人と初体験する人が増えたということであり、「セックスは恋人とするものであるという貞操観念」が弱まってきているということです。
自由な時代に処女が生まれる理由
セックスの自由化により、セックスする相手の選択肢も増えたはずです。それなのにセックスしない人、出来ない人はどんな人なのでしょうか?
ただ単に性的魅力に欠けているから、という単純な話ではないと僕は思っています。
もちろん、性的魅力があるほうが異性からのアプローチはあるでしょうが、アプローチが必ず性体験に繋がるわけではありません。
パッと思いつくだけでも以下のような要因が考えられます。
(1)性のブロックがある
性の価値観が厳格な家庭で育ったので、性に対する罪悪感が無意識レベルに植えつけられている。
(2)コミュ障(男性恐怖症)
セックスそのものではなく、それ以前にある男性とのコミュニケーションが苦手で、それは過去の経験からくる男性恐怖症の影響。
(3)アセクシャル
生まれつき性欲を持たないセクシャリティである。
(4)機会の欠乏
異性と出会うコミュニティで育たなかったので、単純に機会がなかった。
(5)性に無知
世間一般の考えを聞くまで性的経験が必要なことだと考えなかったし、そういった考え方があると知ってからもあまりピンときていない。
中々聞けない「処女」に対する男性の本音
あくまでも僕の見解ですが、男性にとっての「処女」とは、人によっては残りモノとも、掘り出しモノとも捉えられます。
もしくは、気楽に楽しむセックスへのハードルが高そうで面倒くさいと思ったり、傷物にした責任(?)を取らなきゃいけないんじゃないかと構えたりします。
または、先駆者として開発していく楽しみを見出したり、誰にも汚されていないと新品さを喜んだりします。
いずれにせよ、処女であることは、何かしらの想像をかき立てる傾向にあります。