結婚してくれない彼氏に。令和流・プロポーズ引き寄せ術 #令和の恋
新世代のモテコンサル勝倉さんが、毎回異なるテーマで「令和の恋」を大予想するコラム連載! 平成の古い価値観をアップデートして、令和女子らしい自由な恋愛観を提案します。
こんにちは、モテコンサル勝倉です。
連載「令和の恋」第6回は、「令和流のプロポーズ」について分析したいと思います。
結婚へのモチベーションがない令和男子
ザ・リッツ・カールトンのスイートルームに、散りばめられた100本のバラ。
ひざまずいた彼が差し出したのは、ハリー・ウィンストンの一粒ダイヤのリングと、「愛してる、結婚しよう」の言葉に熱いキッス……。
うーん、書いてるだけで胸焼けしちゃうけど、「ある日突然、最愛の彼からプロポーズされる」っちゅーシチュエーションに憧れている女子も多いんじゃないかしらん。
でも実際は、そんなハラを括ったオトコは少ないのが現実。
なんでかって?
令和は、メンズにそこまで強い結婚へのモチベーションがないからである。
こんな不安定な世の中だから、一家の大黒柱になって妻子を養うなんて荷が重い。
娯楽もたくさんあるから独身でも寂しくないし、家電のおかげで家事もラク。
しかも自由恋愛社会なんだから、身を固めずにフラフラ遊んでたほうが楽しいよね!
ってな感覚で、結婚を遠ざける男性は少なくないようです。
加えて、「結婚して一人前!」のような社会的圧力もなくなったから、出産のリミットがある女子とちがって、時間無制限のヤリタイホーダイができちゃうんだよね。
そんな時代なので、すんなりプロポーズされる女子よりも、付き合って数年、待てど暮らせどプロポーズされなくてヤキモキ……なーんて女子のほうが多いのではないだろうか?
プロポーズは「北風と太陽作戦」で引き寄せる!
そんなこんなで煮え切らない彼に焦り、ゼク◯イ攻めをしたり、田舎のおっかさんを病気設定にしてみたり、あの手この手を尽くして結婚を迫りたくなるかもしれない。
でも待ってほしい。
男は追う生き物で、追われることは苦手である。
たまたま彼も結婚を考えていたならばいいが、そうでなければ鬼の形相で結婚を迫られた瞬間に、脱兎のごとく逃げ出すであろう。
そこで提案したいのが、「北風と太陽作戦」だ。
イソップ童話の、『北風と太陽』のお話を知ってるだろうか?
旅人の服を脱がせるために(変態かよ)、北風は暴風を起こして力づくで服をひっぺがそうとして失敗するが、一方で太陽は暖かな陽気をもたらし、旅人の服を自発的に脱がせることに成功するお話である。
女子も北風よろしく、 嵐をピューピュー吹かせて力技に持って行ったところで、彼のガードは固くなるばかりであろう。
見習いたいのは太陽だ。
彼が自発的に「結婚したい!」と思わせるようなコンディションを作るのが、令和女子の賢い立ち回りである。
結婚=ゴールじゃない。メリットを示せ!
前述した通り、令和はメンズにとって結婚のメリットが薄くなっている時代だ。
それでもおとぎ話のように、「結婚=ゴール=以上。おしまい。めでたしめでたし」ならばサクッと結婚できるかもしれないが、現実はそうではない。
結婚後についてくるであろうさまざまな負担……。たとえば経済的プレッシャー、自由の制限、他人との生活への不安……。
そんな未来への暗いイメージが、メンズの腰を重くするのである。
そこで懸命な令和女子は、ポカンと口を開けてプロポーズ待ちをするよりも、結婚後に明るい未来を予感できるようなメリットを示そう。
たとえば以下のような感じである。
(1)自分も稼ぐアピールで、経済的にラクになる未来
(2)料理好きアピールで、おいしい料理を味わえる未来
(3)容姿を磨いて、かわいい女子を独占できる未来
(4)居心地のいい空気を作って、温かで幸せな家庭を作れそうな未来
なぜなら、人は自分の損得に敏感だ。
デメリット>メリットなら結婚しないだろうが、デメリット<メリットなら結婚する動機が生まれるのである。
いくら好きでも、好きなだけじゃ結婚への決定打に欠ける現代。
だからこそ、「ワタシと一緒になったら、こーんないいことがあるわよ♡ 楽しいわよー♡」と彼氏に日ごろからさりげなくアピールし、自分との結婚生活にお得感と明るい未来を予感してもらう太陽作戦で、メンズからの自発的なプロポーズを勝ち取ろうではないか。
ハッピーラブライフを送りましょう♡
(文:モテコンサル勝倉、イラスト:たまごひめ)
※この記事は2019年10月10日に公開されたものです