フレックスタイム制とは。メリットとデメリットある!
フレックスタイム制のメリット・デメリット
では、フレックスタイム制は働く人にとってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
フレックスタイム制のメリット
子育て中の人が働きやすい
子育てしていると、子どもの体調や行事に合わせたフレキシブルな時間の対応が必要となってきます。
また、共働きの場合、夫婦ともにフレックスタイム制を活用していれば、 保育園の送り迎えを日替わりで分担する、なんてこともできます。
日常のルーティンとして活用することもできますが、子どもが夏休みのとき、たまにはゆっくり子どもといる時間を増やしたいから、といった理由で制度を活用されている方もいらっしゃいます。
通勤ラッシュが避けられる
人混みが苦手、体調が悪いなど、リラックスして出社退社したい場合、この制度を使うことで、時間をずらすことが可能になります。
午後からハードなプレゼンテーションがあるので、通勤ラッシュを避けてストレスなく挑みたい、妊娠中のため、極力通勤ラッシュは避けたいなど、ストレスなく出社するためにも有効です。
病院に通院しやすい
大きな病気ではないけれど、ちょっと病院で診てもらってから出社したい、通院中で病院の予約が平日の午前か夕方のほうが取得しやすいから、といった事情があっても対応できます。
特に近年増えている、不妊治療中の女性にとって、フレックスタイム制で働く恩恵は大きいです。
定期的にも不定期にも通院する必要があり、また不妊治療の病院は予約が取りにくい、といったことから、この制度が利用できると仕事と両立しやすいのです。
副業をしている場合
会社にもよりますが、副業OKの企業の中には、業務に差し障りのない範囲で、フレキシブルな両立を許可されているところもあります。
フレックスタイム制のデメリット
どの職種でも可能なわけではない
クライアントに合わせなくてはならない仕事や、シフト制で時間があらかじめ決まっているなど、どの職種にも適応できる制度ではありません。
職種の特性によっては、使えないケースもあります。
自己管理能力が求められる
仕事の成果も時間も自分で管理する部分が大きくなります。
自己管理が苦手な人は、結果勤務がルーズになり、成果も出なくなる、という事態に陥るケースもあります。
企業によっては、それが理由でフレックスタイム制の導入を躊躇したり、導入したものの、うまく社員が制度を使えずに取りやめるケースもあります。
コミュニケーションの弊害
報連相したいときに相手が不在である、チームでのミーティング時間の調整がしづらいなど、社内コミュニケーションの弊害が出るといったこともあります。