【イラスト&図解】青文字系ファッションとは。雑誌・ブランド・モデルを解説!
青文字系ファッションは衰退? 青文字系の今後とは
青文字系ファッションはカジュアル系やナチュラル系をのぞいて個性的で奇抜、インパクトがあるファションスタイルです。
ファッションの流行に合わせ、ブランドや雑誌が衰退していることは事実です。
廃刊相次ぐ青文字系雑誌
青文字系はストリートファッションなので、美容や販売など特殊な業界以外は「仕事に着ていくことができない」ファッション。どんなに好きでも、社会人になるとTPOを考えて服を選ばなければいけません。
青文字系ファッションが大流行した90年代~2000年台初頭にブームを引っ張っていた年代が社会人になってしまったのが大きな理由のひとつでしょう。
個性的なファッションより、安く大量に流通する「ファストファッション」が流行し、シンプルやナチュラルが主流になったことも大きいようです。
また、青文字系を着る人口の減少が読者数と直結し、青文字系雑誌が相次いで廃刊したのも残念なことです。
もっともこれは、雑誌全体が「紙媒体」で「月刊誌」という形態では売れなくなっており、ネットのデイリー配信が好まれるようになってきた流れとも関係しています。
人気読モたちも30代に。青文字系の今後
たとえば青文字系代表の木村カエラさんも、今や30代で2児の母。芸能人なら衣装としておしゃれを楽しむことはできますが、一般人が全身奇抜なファッションを楽しむことは難しくなってきます。
とはいえ、今やファッションは複数ジャンルが融合する時代です。赤文字系と青文字系が融合した「紫文字系」や、年齢層が上でも着られる着こなしの工夫など…。年齢を重ねてもさまざまな方向で好きなおしゃれを楽しむ傾向にあります。
原宿は今後も青文字系女子の聖地
路面に実店舗を構えるブランドや、月刊の紙媒体誌がなくなり、今や販売も購読もネットが主流になりました。
インスタグラムの隆盛で、読モやストリートスナップといった文化も衰退しています。
しかし、今は、インスタなどを通して誰もが注目を集め得る時代です。今まで以上に「自分のオシャレ」を追求することが可能なはず。
流行当時から青文字系ファッションの聖地だった原宿には今もたくさんのおしゃれな人が集まります。
ここ最近では海外からの旅行者が青文字系ファッションを楽しむ様子が目立つようになりました。
日々新しいストリートブームが起きるのは、今でもやっぱり原宿なのです。
(文・イラスト:佐藤あさひ)
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※この記事は2019年09月30日に公開されたものです