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「告白」の意味とは。恋愛において告白なしで付き合うのはアリ?

ひろたかおり(恋愛コラムニスト)

告白は必要? 告白なしではじまる付き合いとは

お付き合いをはじめるとき、告白は本当に必要なのでしょうか。

「もう付き合っているのも同然だし、わざわざ言わなくてもいいだろう」と思う人もいれば、「あいまいなつながりは不安だから、2人の関係にきちんとけじめをつけたい」と願う人もいるでしょう。

そもそも、「お付き合い(交際)している状態」というのは、2人がお互いのことを「恋人」と認識していることが必須。

愛情で結ばれた関係なのだと確認し合うのが告白です。

それでは、告白なしではじまるお付き合いにはどんなものがあるのでしょうか。

また、告白せずにはじまる交際が「なし」のケースとはどんなものなのか、見ていきます。

告白なしではじまる交際

お互いに好意をはっきりと打ち明けたことはないけれど、付き合っているといってもおかしくない状態は、「それは彼氏(彼女)とするもの」を2人が違和感なく行えているときです。

・人間関係のなかで最優先して会う
・「カップル限定」とされている場所・イベントに行く
・お互いの親友や親など、大切な人に紹介する
・「付き合っているよね?」といわれても否定しない

など、2人の関係を決定づける言葉がなくても恋人としての態度や行動をお互いに隠さないことが、「付き合っている」といえます。

どんなに仕事で疲れていても女性と一時間でも会えるなら飛んでいく、または多忙な男性のために女性が毎日お弁当を作って持っていくなど、「愛情が理由」の行動をお互いに受け入れているとき、それは恋人と同じです。

逆に、男性が恋人と思っていても女性がそうでない場合、男性の実家に行き両親に会わされることに女性は抵抗を感じます。

「それは彼女がするものでしょう」と思えば、どんなに仲がよくても交際しているということにはなりません。

また、親密度の高いつながりでまわりからカップルという目で見られても、嫌な気がしなかったり否定する気が起こらなかったり、受け入れられたりするのも「付き合っている」という自覚があるから。

「2人が」「違和感なく」関係を受け止めている状態が、告白なしでもはじめられる交際といえます。

告白して気持ちを確かめなくても、お互いに尊重し合うことを当たり前とし、存在を大切にする意思が見えるのですね。

告白なしの交際が「なし」の場合

一方で、気をつけたいのは体のつながりがあるとき。

「キスやハグやセックスがあるから恋人」と思う人は多いですが、付き合っているならそれだけに重点を置いているのではなく、逆に「キスやハグやセックスがないときも愛情を感じられるつながり」を実感できるのが恋人です。

常に愛情がベースにある態度や行動が見えるのが付き合っている状態であって、たとえばどちらかの都合よく存在させられている場合は、告白せずに交際と呼ぶのは「なし」になります。

告白をしない交際で「なし」になるのは、ズバリ「片方だけが相手に愛情を持っている」関係で、加えて「相手がそれを利用している」ときです。

セックスはするけれど会えばホテルに行くだけでデートらしいことは避けられたり、「会いたい」「側にいてほしい」など好意をにおわす発言はあるけれどまわりには恋人として紹介されなかったり、相手の都合のいいときだけ求められるような関係は、愛情がベースにあるとはいえません。

お互いにそんな扱いを受け止めているならいいですが、たとえば女性だけが男性に好意を持っていて、「求められるから付き合っているんだ」と勘違いしてしまうと、「彼氏なんだから、私の誕生日をお祝いしてくれるはず」と思っていたのに連絡のひとつもなかった、なんて悲しいこともあります。

告白をせずにセックスのような「本来は恋人同士がするもの」を共有するときは、相手がどんなつもりなのかを確認することが重要です。

好意があって求めてくるのか、それとも遊びたくて都合のいい相手にしたいのか、それを見極めないと好きなほうだけが関係に苦しみます。

「私のこと、好き?」とはっきり尋ねてみて、言葉を濁すようなら深いつながりを持つのは避けるのが賢明です。

女性の好意を利用したがる男性には、まず「あなたはどうしたいの?」と意思を確認しましょう。

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