話しかけられる人とそうでない人のちがい
よく話しかけられる人もいれば、話しかけられない人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか? 話しかけてもらいやすい人になるにはどうすればいいのでしょう。ラブホの上野さんに教えてもらいました。
世の中には「話しかけやすい人」と「話しかけにくい人」がいらっしゃいますが、その違いは決して論理的なものでは御座いません。
話しかけられにくいことに悩む人が「私ってなんで話しかけにくいの?」と聞いても、返ってくる言葉はせいぜい「なんか話しかけにくい」というような曖昧なものばかり。
露骨に不機嫌な顔をしていたり、相手の話を否定ばかりしていたりするような方であれば、自分が「話しかけにくい」と思われてしまっている理由にも薄々感づいていることと思いますが、そうではない方は「自分がなぜ話しかけにくいのか」という理由すらわからずにお悩みのことでしょう。
それでは今回は「人から話しかけにくい」と思われてしまいがちな方にどのような特徴があるのか? ということを解説させていただきます。
ただし「いつも怒っている」とか「何事も否定する」というような、誰でもわかる特徴は紹介いたしませんので、ご了承いただければ幸いです。
話しかけられない人の特徴
特徴1 好きなものがわからない
「好きなアーティストって誰?」という質問をされたとき、私は便宜上「スピッツ」と回答しております。
わざわざ「便宜上」という言葉をつけたことからもおわかり頂けることと思いますが、私はスピッツがものすごく好きというわけでは御座いません。
もちろん嫌いというわけではないのですが、熱心なファンかと聞かれれば決してそんなこともないのです。
そもそも日頃からそこまで音楽を聞かない私にとって「好きなアーティスト」というもの自体が存在致しません。
しかし「好きなアーティストは?」と聞かれたときに「特になし」と回答してしまうと、会話がそこで終わってしまいます。
「好きなアーティストは?」なんていう質問をする時点で、その方は音楽の話がしたいのですから、音楽に興味がまったくないような返事をしたら、相手は困ってしまうことでしょう。
ですので、そこまで好きではないものの、便宜上「スピッツ」ということに私はしております。
これこそが話しかけにくい人の特徴その1。
「何が好きなのかわからない」
「何が好きなの?」という質問をされたときに「特になし」と回答してしまうと、相手は話のとっかかりが掴めず、話しかけにくくなってしまうのです。
ですので「何が好きなの?」と聞かれたら、そこまで好きなものでなくていいので便宜上「これ」という回答を決めておくといいでしょう。
特に
・好きなアーティストは?
・好きな芸能人は?
・好きなスポーツは?
・趣味は?
・好きな食べ物は?
・カラオケでよく何歌うの?
・好きな映画(ドラマ)は?
・好きな漫画は?
・好きな本は?
あたりの質問は、人生で数十回は聞かれる質問なので、便宜上の回答を決めておくとよいかと思います。
もちろん、本当に好きなものがあればそれを言えばいいので、「特に好きなものない……」という質問だけ回答を用意しておけば問題ございません。
また、この「便宜上の回答」を決める際には「ファンが熱心なもの」以外を選んだほうがいいということを念頭に置いておきましょう。
実は私は「スピッツ」の前は「Mr.Children」と言っていたのですが、一度それでガチのファンに当たってしまったことがあり、スピッツと言うことにしました。
良い意味でも悪い意味でも熱心なファンに当たってしまうとメチャクチャ面倒くさいので、ファンが比較的穏便なアーティストにしたほうがいいのです。私の場合はそれがスピッツで御座いました。
<危険な「便宜上の回答」>
・「X JAPAN」などの伝説的バンド
熱心なファンが多い。迂闊に言うと超危険。「『紅』が好きです」とでも言おうものなら……。
・「安室奈美恵」などのカリスマアーティスト
非常に熱心な人が多く危険。浜崎あゆみや宇多田ヒカルは何故かセーフ。
・「松任谷由実」「中島みゆき」「電気グルーヴ」など年配の方が特に好きなアーティスト
50代以上の方の面倒くさいスイッチを押してしまうことがある。
特徴2 毒がない
「あなたはどのようなことに興味があるんですか?」
「私は世界遺産に興味があります」
「それはとても面白いですね」
このような綺麗すぎる会話は英語の教科書の例文にしか存在しません。
面白い会話には「毒」が必要なのです。「私は地球の環境問題に興味があります」なんていう無毒で綺麗すぎる会話は残念ながら少しも面白いものではありません。
ですので毒々しい雰囲気がなく、綺麗すぎる雰囲気の方は話していても面白くない「話しかけにくい人」になってしまうことでしょう。
それでは「毒」がない人は、どのように「毒」を出せばいいのでしょうか?
これはとある漫画の名言をモジって説明させて頂きましょう。
「何が好きかより、何が嫌いかで自分を語れよ!!」
元々のセリフは「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!!」で御座いますが、毒々しさがなくてお悩みの方は、時に「何が嫌いか」ということで自分を語るといいでしょう。
残念ながら、褒め合いよりも悪口の言い合いのほうが楽しいのです。
もしも悪口のほうが面白くないのであれば、誰も悪口なんて言いません。悪口は良くないことかもしれませんが、間違いなく楽しいのです。
もちろん悪口一辺倒になってしまえば「嫌なやつ」という印象が付いてしまい人から話しかけられなくしまいますが、悪口が一切ない方もまたそれはそれで「話しにくい人」という印象を与えてしまうのです。
特徴3 立場がはっきりしない
たとえば仕事中にこんな場面に遭遇したと考えてみてくださいませ。
会社にお客様が2人打ち合わせでいらして、皆様はその会議に同席することになりました。
その2人は部長とヒラであることはわかっているのですが、2人とも非常に若そうな顔をしていてどちらが部長なのかわかりません。
こんな状況では、その2人と話すのが少々難しいと感じるのではないでしょうか?
仕事の打ち合わせなのですから、何かを決めるために話をしているわけですが、どちらが部長なのかわからなければ、どちらに決定権があるのかもわかりません。
ですので「この件はどうしますか?」という質問すら、どちらにしていいのかわからず、会話が難しくなってしまうのです。
このように立場がわからないと、人間は話しかけるのを難しいと感じてしまうものでしょう。
仕事の場合であれば「上司」や「部下」というような肩書きが立場になりますが、普通の友人関係であれば「ツッコミ役」とか「ボケ役」というような会話におけるポジションが立場になります。
また友人関係の会話では議論風の会話で盛り上がることも御座いますが、このような場合でも自分の立場がどちらであるかを明確にすることは重要でしょう。
「きのこかたけのこか」というベタベタなテーマで盛り上がっているときに「私はどっちも好き」というような曖昧な立場の人にはなかなか話しかけにくいのです。
ですので、人から話しかけてもらうためには、様々な立場を自分から明確にアピールをしていくといいでしょう。
人を傷つけない会話「だけ」がほんとにベスト?
「好きなものがわからない」
「毒がない」
「立場がわからない」
この3つの特徴をまとめると「キャラがよくわからない」というものになるでしょう。
その人に対してどのような発言が適切なのかわからないという状況こそが、「なんか話しかけにくい」という気持ちの本質なのです。
ですので「話しかけにくいと言われる」とお悩みの方は、自分のキャラを相手に伝えるよう心がけていただくことで、その問題を解決することができるでしょう。
キャラづけといえば少々難しく感じるかもしれませんが、その本質は決して難しいことでは御座いません。
何が好きかを語り、何が嫌いかを語り、そして自分の立場を語る。
重要なポイントはこの3つだけ。
特に「話しかけにくいと言われる」とお悩みの方は「何が嫌いか」というポイントが欠如していることが多いので、自分の嫌いなものを話してみてはいかがでしょうか?
「4年に1回だけサッカーファンになる人ウザくない?」
こんな会話のほうが、結構盛り上がったりするものなのです。
(ラブホの上野さん)
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※この記事は2019年09月20日に公開されたものです