頼られる私でいたい。仕事で信頼感を得るリップバームとおしろい
好きな人に想いを伝えるとき。仕事の大事なプレゼンのとき。このコスメでメイクをすれば、少しだけ運命が変わるかもしれない。美容ライターの前田紀至子さんが、働く女性たちの背中を押してあげるデパートコスメを、毎回異なるテーマでご紹介。
あらゆる想いが渦巻く場所、それがデパートのコスメフロア。
「このあとのデートのために」「仕事をがんばった自分へのご褒美」「たまったストレスを発散したい」
その場所にいるすべての人に共通しているのは、キレイになりたいという気持ち。背中を押してくれたり、奮い立たせてくれたり。
いつものポーチやコスメボックスに加えることで、少しだけ運命が変わるようなコスメをテーマに合わせて紹介していきたいと思います
今回のテーマは、「仕事でさりげなく信頼感を得るコスメ」
性別を問わず、仕事相手と円滑に付き合っていくことは、ストレスを感じずに働くためにもとても大切。
決して押しつけがましくなく、それでいて「この人がいれば大丈夫」と信頼感や安定感を抱いてもらうためには、さりげなくて、ごく自然な潤いがポイント。
そういった点でおすすめなのはこの2つのアイテム。
フィト リップ ツイスト バーム/シスレー
仕事の合間にさっとひねり出し、唇にのせるだけでケアとツヤの両方を叶えられるアイテムは、忙しい毎日になくてはならないもののひとつだと思う。
そして、もしも私が数多あるリップアイテムの中から、日々のオフィスワークに向けて1本だけ選ぶとしたら、おそらくシスレーのフィト リップ ツイスト バームに手を伸ばす気がする。
ひと塗りで唇をふっくらとさせて、顔から「お疲れムード」を拭い去ってくれる。その上、下地にも仕上げにも使えて一度塗れば長時間潤いをキープ。
色味もツヤ感もわざとらしくないから、まさに鋼のきちんと感を身につけるためのリップクリームのような気持ちで使える。
ここまで徹底的に、仕事用メイクにぴったりハマるリップバームがほかにあるだろうか?と考え込んでしまうくらいによくできた、完成度の高いリップカラークレヨン、それがフィト リップ ツイスト バームの特性といえるかもしれない。
その形状ゆえに塗りやすく、急いでいるときにさっと塗っても、それなりにキレイに仕上がるというのも、さすがはシスレー。
「痒いところに手が届き、ずっとリピートしたくなる」
多くの人が「そうありたい」と感じるであろう、仕事のスタンスにも通ずる1本。
モイスチュアコート ジェル/カバーマーク
上司から嫌な突っ込みを入れられたくない日は作り込んだマットな肌、疲れを感じさせずパワフルに乗り切りたい日はツヤ肌……と使い分ける人もいるであろうベースメイク。
だけど、「せっかくファンデーションで仕上げたツヤがフェイスパウダーで消えてしまう」「隙なく仕上げたはずのファンデーションがよれて、気がつけば悲劇的と化している」という悩みも度々耳にする。
2019年10月18日にカバーマークから発売されるモイスチュアコート ジェルは、そんな悩みを一掃しながら、あくまでもナチュラルに1日を通して余裕綽々で働いているかのような肌作りの手助けをしてくれる、ジェルタイプのおしろい。
独自の被膜技術「ウォーターフィルム」によって、ファンデーションを肌に定着させながら水分蒸発を防ぎ、保湿成分のセラミドによって潤いを持続。
さらには、肌表面の微細な凸凹を水分で満たすことで、肌のツヤがさまざまな角度に均等に反射して肌をなめらかに見せてくれるのだから。
要は、往々にして極度に乾燥しているオフィスで想定される肌のピンチを全面的に防ぎつつ、バームやクッションファンデーションによるクリーンなツヤ肌も、パウダーファンデーションによる凛としたマット肌もきちんと意のままに。
「いかにも塗りました感」はなく、あくまでも透明なヴェールを肌にまとわせているかのような感覚だからこそ、取ってつけた感じはしないのになんだか素敵と、思わせられるようなポテンシャルを秘めたアイテム。これぞ、仕事用メイクにぴったりといえるかも。
たとえほんのわずかだとしても、運命を変えてくれる存在になるかもしれないコスメたち。もしも気になったなら、ぜひ一度デパートに赴いて、カウンターで試してみて。
(文・撮影:前田紀至子)
連載「運命を変えるコスメ」バックナンバー
好きって言いたい。気持ちを上手に伝えるチークとヘアミスト
重要な仕事シーンで。隙なく自信を持てるファンデとルージュ
わたしだけを見て。彼の視線を奪うアイライナーとメイクアップベース
※この記事は2019年09月19日に公開されたものです