「自分本位」の本当の意味とは。恋愛に生かす方法
「自分本位」と聞くと、自己中心的、自分勝手といったネガティブな意味ばかりが思い浮かびませんか? でも、実は「自分本位」はここぞというときに上手に発揮するといいもののようです。それは恋愛シーンでも同様。コラムニストのやまとなでし子さんに解説してもらいました。
あなたのまわりに「自分本位」な人はいませんか?
そんな人々に振り回され、心底うんざりしているあなた。でも実はあなたももう少し自分本位に生きてもいいんです。
特に受け身な傾向にある日本人女子。恋においても自分を抑えがちになってしまってはいませんか? いつも相手に合わせてしまい自分本位とは程遠い人も多いはず。
そんな恋愛におけるプチ自分本位のススメを説いていきたいと思います。
自分本位の意味。自分本位=野生動物的
自分第一主義で、何をするにも自分が最優先。我慢をせず、気持ちのままに自分が一番楽しく、快適で利益を得られるほうに行動をするのが本来の意味です。
相手を思って我慢をしたり、一歩引いたりということはもちろんしません。自己肯定感も高いため、他人の目を気にせず行動できるのが彼らの強み。
まるでその姿は感覚と欲求で生き、獲物を狩りとる野生動物のよう。
つまり自分の気の向くままにノンストレスでほしいものを手に入れながら生きているのです。
それってある意味うらやましいと思いませんか?
自分本位であることのメリット
本能で生きている自分本位な人々。
そんな風に自分の思うがままにやりたいように生きることは、自分を押し殺し、空気を読み、枠からはみ出ないことを小さいころから叩き込まれてきた一般的な日本人にはとてもハードルが高いですよね。
でもそんなに自分を抑えすぎて、一度きりの人生を楽しみきらないのはもったいない!
あまり意思表示をしない日本人文化では、言ったもん勝ちで発言ひとつが流れを大きく変えるときが多々あります。
たった一歩踏み出す勇気で自分の希望を掴み取ることが出来るのです。それは恋愛でもまた同じです。
恋愛に効く! プチ自分本位に生きるススメ
自分本位にメリットがあるとはいえ、ただただ自分勝手にやりたい放題やってしまっては人は離れていってしまいます。
相手の気持ちを考えながら、でもしっかり自分の主張をすることが大切です。
その伝え方もただ直球で希望を言うだけではなく、相手を慮ることがポイント。
オススメなのがこの「プチ自分本位」なのです。
具体的なやり方を解説しましょう。
100回のラインより1回のデート
デートに誘ってほしいけど自分からは言えない……と受け身になりがちなときこそプチ自分本位を発揮!
「よかったら○○くんとご飯行きたいな」と自分から素直に誘ってみましょう。
男性全員が肉食というはずはなく、女性と同じく意外と臆病。気持ちがわからない相手を誘うのにとまどっていることも多いのです。
相手にその気がなかったとしても、女性が男性から好意を見せられたらうれしいように、男性も同じ。
好意を少しチラ見せすることで多少なりとも意識をしてくれるキッカケになります。
何もせずにラインだけ送っていても、関係はほぼ前進しません。
100回のラインより1回のデート。自分がデートをしたいんだからあれこれ悩んで誘われ待ちをせず、自ら動いたっていいんです。ご縁を引き寄せましょう。
あなたは人形? 主張は悪ではなく個性!
相手のことが好きなほど嫌われることを恐れて自分の意見を封じ込め、彼のイエスマンになっていませんか?
ほんとはAがいいのに、彼が求めるBに何も言わず同意。同意は確かにその場では波風を立てないので嫌われない術に思えるかもしれません。
しかしなんでもイエスで従うだけでは彼にとってあなたは物言わぬお人形であり、刺激のないつまらない女。
それが積み重なれば導かないとどこにも行けないお荷物な存在になっていきます。
あなたの希望を伝えることで彼も気づいていなかったAの魅力を気付かせるきっかけになるかもしれないし、それによって2人の視野が倍に広がり楽しみや喜びが増えてていく可能性だってあります。
それでこそ2人でいる意味が生まれるというもの。
もちろん意見をするときは相手の意見を「それは嫌」と全否定するのではなく、まずはBのどんなところがいいのかを聞き、彼の主張を受け入れ肯定してから、Aの良さをポジティブにプレゼンしましょう。
相手の意見も取り入れ、自分の欲求のみを主張しないのがプチ自分本位です。
「北風」ではなく「太陽」の自分本位であれ
伝えたいことやお願いしたいことがあるけれど、相手の反応が怖くて今の関係が崩れるくらいなら自分が我慢をすればいい……と抑え込んでしまったことはありませんか?
もちろん直球を暴投すれば相手も驚いて受け止めきれないかもしれませんが、言い方を変えて緩やかに伝えれば相手にも不快に感じることなく受け入れてもらえることもたくさんあります。
たとえば旅行に行くのに彼氏が全然案を出してくれないとき、
「なんで何もしないの?」
「本当は行きたくないの!?」
「私のこと好きじゃないの?」
と感情に任せた直球を投げてしまえば相手は責められている気持ちになり、さらに状況は悪化してしまいます。
そういうときこそプチ自分本位を発揮! こちらのペースに乗せていいようにコントロールしてしまいましょう。
たとえば、
「じゃあ一週間後までにお互い3つ案を出そう! どっちがイケてるものを見つけられるか勝負ね!」
彼が動いているか心配なら途中で
「もうこんな良さそうなところ見つけたよ! すでに私の一歩リードだね! 勝ったら何してもらおうかな〜」
などと怒りは表に出さず、冗談を交えながら楽しく探させる仕組みを作って彼を動かしましょう。
『北風と太陽』のお話のように、無理矢理ではなく、遠回しに人を動かして自分の思い通りに駒を進めるのです。そうすることでお互いが気持ちよく過ごせます。
やられるより先にやれ
ここぞというとき自分の意見を通しやすくするために、多少でも譲れるところやこだわりのないところは両手放しで受け入れましょう。
いろんなポイントで先に相手を尊重することで、いざ自分の希望を伝えたときに「あのとき譲ってくれたしなぁ」と簡単に受け入れてもらいやすくなります。
事前に恩を売っておくことで、ここぞというときに自分の要望を通すための素地が作られるのです。
毎回やりたい放題やっているだけではただの自己中。譲れないところでだけ自分の意見を通すのがプチ自己本位のポイントです。
人生一度きり、やりたいことはやっていく!
あなたの心を相手に開くことで、一層あなたという人を知ってもらうこともできるので、お互いの理解が深まりより良い関係になるという効果もあります。
控えめで愛らしいだけの典型的な日本人女子ではなく、主張するところは主張する、でも相手にも配慮したかわいいプチ自分本位で自分の望む人生を掴み取っていきましょう。
(やまとなでし子)
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※この記事は2019年08月27日に公開されたものです