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コーチングとは? やり方とスキルを身に着けるコツ

藤井佐和子(キャリアアドバイザー)

コーチングをする際の注意点

コーチングの難しいところは、1.自分(コーチングする側)のコミュニケーションの特徴を理解しなくてはいけないこと、そして2.相手(コーチングされる側)の特徴に合わせたやり方をすべきことの2点です。

コーチングする側は「会話量」に注意

まず、自分のコミュニケーションで気をつけるケースとして「会話量」があります。コミュニケーションには、発信と受信があります。もとから発信が強めの人は、「聴く」ことをより意識しましょう。

オープンクエスチョンを意識して

オープンクエスチョンとは?

また、コーチが質問をすることで、受ける側は、考えます。

それによって、答えが導き出されるわけですが、この質問はオープンクエスチョンを心がけましょう。オープンクエスチョンとは、直訳すると開かれた質問です。

YES・NOで答えられる、考えを狭めるような尋ね方ではなく、「〇〇についてどうですか?」というように、質問意図は如何様にでも捉えることができる聞き方のことを指します。それに対して相手は幅広く思考しながら答えることができます。

アドバイスは必要最低限

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また、相手が話した内容について、必要最低限のアドバイスにとどめましょう。つい、上司や先輩としてアドバイスしたくなる瞬間もあると思いますが、それによって相手の思考を狭めたり、誘導したりすることになりかねません。

DISC理論でコーチングする相手の特徴を分析

そして、前述の通り相手の特徴に合わせたコーチングも大事です。コーチングをする際、相手分析でよく使われるDISC理論を知っておきましょう。

DISC理論とは?

Dominance(主導型)

自分で決めたがる人。まずは目標をしっかり立て、道筋は本人に決めてもらうとモチベーションアップにつながる。

Influence(感化型)

人の影響を受けたり、合わせたりする人。褒められることや、一緒に取り組んでもらうことでがんばることができる。

Steadiness(安定型)

変化や大きなチャレンジが苦手。細かく目標を設定したり、やることが明確であったりするほうが安心する。

Conscientiousness(慎重型)

論理で納得する人。なぜこれをやるべきなのか、やったらどうなるのか、など根拠を示すと安心して行動できる。

このように相手のタイプによっても関わり方を変える必要があるでしょう。相手がどんな思考をし、どんな性格の特徴を持つのか、コミュニケーションを通して知ろうとする姿勢もコーチングには欠かせません。

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