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イライラを抑える方法。“寛容な自分”になる感情コントロール術

内藤みか(作家・イケメン評論家)

イライラを押さえる方法とコツ

(1)イライラの裏には負の感情がある

イライラ 抑える彼に対して怒りを爆発させてしまう人は、必ずと言っていいほど、彼にはっきりとは言えない「本当の不安」を抱えています

たとえばT美さんの場合は「そろそろ結婚の話を切り出してくれてもいい頃なのに」と、彼に不満を抱いていました。けれど自分から結婚してなどとは言えないので、彼の求婚をずっと待っていたのです。それなのにデートをキャンセルされたので、「私との結婚を考えてないの?」という感情が渦を巻いて、だからこそ必要以上の怒りをぶつけてしまいました。

心の奥に隠された本当の気持ちまでは、彼は見抜くことができません。結婚についてどう考えているかを雑談のなかでさりげなく聞き出すなどして、T美さんから探りを入れておけば、ここまで感情が暴発することはなかったかもしれません。何度も繰り返された爆発には、「いつになったら結婚してくれるの?」という心の叫びが込められていました。けれど彼女の迫力に恐れをなした彼は、別れを選んでしまったのです。

(2)生理と自分の感情との関係を把握する

イライラ 抑える
T美さんは、キレてしまったときは必ずといっていいほど、“生理の直前”だったことに気づいていました。けれど、「生理前でイライラしていたからごめんね」なんてことは、恥ずかしくて言えなかったのです。生理前は怒りやすくなっているということを、彼に伝えることができていれば、多少は理解してもらえたかもしれないのです。

女性のイライラと生理は、関係がある場合が多いもの。自分がイライラしてトラブルを起こしてしまったときと、生理の周期とを、記録してみることをお勧めします。そうすると自分の怒りのリズムがわかり、イライラしやすいときはデートしないようにしたり、あまりスケジュールを過密にしないようにしたりと、自分をいたわることができるようになるはずです。

(3)アロマなどの香りの助けを借りる

イライラ 抑える
また、イライラを鎮めるためには、自分が好きな香りを嗅いで落ち着くのもいいでしょう。

お気に入りの香水やルームスプレーで癒されるのもいいですし、アロマの中にはラベンダーやカモミールなど、“落ちつきを取り戻せる”といわれている香りがいくつもあります。精油を2~3滴コットンに含ませてお部屋の隅に置いておくだけで、香りがふんわりと漂い、リラックスできるはず。

(4)ヨガや瞑想で呼吸を整える

イライラ 抑える
イライラしている時は、呼吸が荒くなりがちです。ゆっくりと深呼吸をして呼吸を整えることも、早く平常心を取り戻すためには効果があるといわれています。

動画やアプリにも、ヨガや瞑想などのコンテンツがいくつもあるので、その中からフィットするものを選び、ゆっくりと息を吐いていきましょう。きちんとした呼吸法を知るためにも、専門家が作ったコンテンツを選びましょう。

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