生理をもっとオープンに。『#NoBagForMe』プロジェクトについて考えてみた
マイナビウーマン編集部が『#NoBagForMe』プロジェクトについて考えてみました。
すべての人が「生理」を当たり前のこととしてとらえ、女性が生理を隠さずに生活できるような社会が実現したとしたら。
ユニ・チャーム株式会社が、生理用品ブランド「ソフィ」を通して推進する『#NoBagForMe』プロジェクト。女性が生理用品を購入するときに「紙袋いりません」と言う選択肢を持つことを提案し、いま話題を集めています。
さまざまなメディアでも取り上げられているこのテーマについて、マイナビウーマン編集部でも「女性が生理を隠さずに生活できるアイデア」を考えてみました。
マイナビウーマン編集部5人が考えてみた
真面目&やさしさにあふれる、たかはし

生理用品をもっとかわいく!
いつか生理用品をコスメと同じような感覚で、気軽にお手洗いに持って行けるようになればいいなーと思ってます。
そのためには、まず見た目改革! たとえば人気イラストレーターを起用したかわいいデザインのジッパーケースにナプキンが入っていて、そこから1枚ずつ取り出せるとか(シートマスクみたいなイメージ)。購入しやすいし、持ち歩くときもコソコソ隠さなくて済むし、何よりかわいくてテンション上がる。
これ、ジャストアイディアだけどけっこうよくない? 企画書作ってユニ・チャームさんに提案してみようかな。
腹黒&アッパーな、さちこ

男性がナプキンを買う文化に
男性がナプキンを買うと、髭剃りをひとつプレゼントしてもらえるシステムはどう? もちろん袋はなしで。むき出しのまま家まで持って帰ってきてもらいましょう。
もし彼氏がナプキンを買ってきてくれたら好きがだだ漏れるし、彼氏も髭剃りをゲットできるしで、やさしい世界の完成です。
たださちこは彼氏がいないから、お父さんに頼みます。
小手先テクが得意、あーりん

私は生理を「生理」と呼ぶ
隠すべきもの、恥じるべきもの、穢れたもの。生理がそう認識されてきた背景はたしかに存在して、当たり前のように受け入れる私がいました。だから「女の子の日」とか「あの日」とか、深く考えることなく教わったままに生理をこう呼んでた。
特に男性の前ではそう。生理痛でデートをドタキャンするときは「ごめん、あの日になっちゃった」、バイトを休むときは男性店長に「風邪ひいちゃったみたいで……」と。生理であることを濁すたび、なんだかすごくうしろめたい気分になるよね。なんでだろ。
でも、最近あーりんはひそかに主張していることがあります。
それは生理を「生理」と呼ぶこと。「生理痛でデート行けないの」「生理が重いので会社休みます」これが言えるようになった瞬間、ちょっとだけ。女の子の世界を変えるジャンヌダルクみたいな気分になれるんだよね。この感覚、わかる?
アメとムチを使いこなす3児のママ、のりぴ

私は子どもにも「生理」を隠しません
「夜用お願いね!」と、生理用ナプキンを平気で夫に買いに行かせるほどの私。もはや毛ほども「恥ずかしいもの」だと思っていないんだけどさ。
我が家では、子どもにも「私の生理」を包み隠さず話してる。「ママ、いま生理だからお風呂最後ね~」「なんで?」「おまたから血が出てるからだよ~」そんな会話を繰り広げている。
女・女・男という兄弟構成のせいもあるけど、娘たちはだいぶ理解が進んだんじゃないかな?
末っ子長男(1歳)にも隠さず教えていく予定。家庭で母親が生理を隠したり恥ずかしいものとして扱ったりしないことで、世間の認識も徐々に変わっていくといいな。
どうしても物申したくて久々に登場、関西弁のオカン

「彼女が生理なんで会社休みます」と言える制度を
いまの女性ってけっこう強い。「生理は恥ずかしくない!」そんな風潮がこの世の中を席巻しつつある。
「女性の生き方は多様化してる!」「女性の権利を守れ!」「女性を尊重せよ!」これって素晴らしいと思う。だからこそ、視点を変えてみて。
生理のイライラをぶつけられる彼のこと。
生理だからって彼女に冷たくされたり、当たられたりする。彼に生理はこないけど、レディースデーだってないんだよ。
だから。生理休暇、彼にもあっていいんじゃない?
私たちは生理だから休みたい日もあるけど、生理だけど休めない日もある。そんな彼女や奥さんのために彼が取る「生理休暇」。生理で何もできない彼女のために、掃除や洗濯、時には子育ても任せて! って、彼女の負担を軽くできたらいいよね。
(文・編集:マイナビウーマン編集部、イラスト:ヘロシナキャメラ)
※この記事は2019年06月18日に公開されたものです