不平不満が多い人の心理とは? 特徴と職場で文句ばかり言う同僚への対処法
不満の多い人とどう接する? 職場で文句ばかり言う人への対処法
他人は簡単には変えられないもの。
文句の多い人が異動したり、自発的に辞めたり、改心したりしないと状況はなかなか変わりません。
仕事上、どうしても不平不満が多い厄介な人と関わる必要がある場合、どのように付き合えばいいのでしょうか?
(1)自分の話をかぶせ続ける
人は自分の話をしたい生き物です。
不平不満を言う人は、さまざまな心理から「とにかく私の話を聞いて!」というジャイアン・リサイタル状態になっています。
そのため、その口をふさぐべく「実はさー、私もすごく話したいことがあって!」ととにかく自分の話をしてしまいましょう。
「今日は本当に聞いてほしくて! どうしても話させてほしいの!」と強引に自分の話に持っていくのです。
相手が割り込んできても「そうだよね。でも今日は話したい」と主導権を絶対に渡さないのがポイント。
これによって「普段、不平不満をずっと聞かされるつらさ」を相手にもわかってもらえて一石二鳥!
特に自分が話したいタイプの人は人の話を聞くのが苦手なため、「話を聞いてくれない人だ」と思われれば、今後、文句の壁打ち相手に選ばれにくくなります。
(2)とにかく褒める
「●●さんは優秀だから、細かいところに気がつくんだね!」「私は全然気にならなかったから、新しい視点で勉強になる!」と、とにかく褒める、褒める、褒める!
共感やケアといった、話を聞くという姿勢をそぎ落とし、ただただ「褒める」マシーンになったつもりで、満点の笑顔で「すごい!」「それで!」「新しい!」を連発するのです。
不平不満を言う人は、自分の話に付き合ってくれる人を欲しています。
純度100%でただ褒めちぎられるのは、不満の壁打ち相手として不適当です。
「爽やかなうざキャラ」を目指して、相手から離れて行ってもらいましょう。
(3)「へー、そうなんだ~!」としか言わない
心を無にして、「そうなんだ」botになる方法です。
愚痴ばかりを言う人に「それで?」「じゃあどうするの?」「嫌なら辞めれば?」と正論を叩きつけると、距離は取れること間違いなしですが、角しか立ちません。
(2)のとにかく褒めると似ていますが、「へー、そうなんだ」とだけ繰り返す省エネ戦法がこちらです。
自分の話を気持ちよくさせてくれない相手に興味はないので、「つまらない人間だ」と言われる可能性はありますが、やり過ごしましょう。
不平不満が多い人の心理を理解して対処しよう
「不平不満ばかりを言われるのはつらく、共感して受け止めてあげられない私は冷たい人間なのか?」という相談は多いです。
愚痴をすべて聞いてあげられないからといって、自分のことを責める必要はありません。
なぜカウンセリングという専門職があるのかというと、自分自身は影響を受けずに人の感情を受け止めるということは、訓練が必要なくらい困難なことだからです。
「人の話を聞き、否定せずに受け止める」というのは非常にスキルが必要かつ、体力・気力が奪われるものなのです。
日本ではカウンセリングがまだ一般的ではないことや、「人の時間を奪う」という感覚が希薄な人が多いのが現状。
他人の愚痴を受け止め続けるのは困難なことなので、本来は即逃げるのが理想ですが、職場ではそういうわけにいかない場合も。
「受け止める必要はない」ということを心に刻み、やり過ごす技を磨きましょう。
(ぱぴこ)
※画像はイメージです
※この記事は2019年06月13日に公開されたものです