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35歳の結婚率とは? 結婚できないと焦る女性心理と対処法

仁科友里

「35歳を過ぎても結婚できない」と焦った時の対処法

この記事をお読みの方のなかには、35歳くらいの方もいらっしゃることと思いますので、そういったみなさんに質問です。

あなたの後輩が社内の昇進試験に落ちました。その後輩から「同期は受かったんですけど、私は落ちちゃいました。まずいですか?」と聞かれたら、どう答えますか?

「まずいかどうかよりも、受かりたいのかどうか」「どうして受からないのかを考えよう」とアドバイスするのではないでしょうか。

ここからは、あなたが結婚に焦った時の対処法や考え方を説明していきます。

(1)「○歳だとまずい」のスタンスは捨てる

「○○だとまずい」と人がいう時、気にしているのは合否よりも、結局「○○でないと人から劣っていると思われる」という他人からの評価ではないでしょうか。

「35歳で結婚できない人はヤバイ」という感覚も同様です。

昇進試験が来年もあるのなら、今年受からなくてもいいです。しかし、「人からどう思われるか」ばかり気にして、具体的な対策を打てないなら、来年も同じことの繰り返しではないでしょうか。

婚活も仕事も、ハマりやすい沼や対処法は一緒。

一生懸命やっているのに、どうもうまくいかないときは、どこか、何かがズレてしまっているのです。その間違いを探そうと思えるか、見つけたとして認められるかどうかが大事なのです。

(2)何度でも婚活にチャレンジする

婚活というのは、実は一番努力が報われる分野ではないかと私は思っています。

オーディションは何万人のなかからひとりしかグランプリは取れず、残りは敗者です。

椅子取りゲームは必ず誰かがあぶれることになっています。コンペであれば、敗者にチャンスは二度とありません。

しかし、婚活はマッチングですから、チャンスは制限されていません。何度チャンレンジしてもいいのです。そして、優れている女性になる競争ではなく、メリットのある女性になれるかがポイントになります。

(3)“人目”と“自意識”は違うと知る

何度もチャレンジの努力をしたにもかかわらず、婚活が進まなかったり、「一生独身かも」と思ったりする時は、「自意識が強すぎないか」を考えてみてほしいと思います。

“人目”と“自意識”のちがいについて、考えてみたことがありますか?

無人島で生活していない限り、私たちは“人目”にさらされて生きていることになります。しかし、“人目”と“自意識”は似ているようで、まったく異なるものです。

たとえば、あなたが黒いニットを着ているとします。

「今日、〇〇さんが黒いニットを着ている」のは人目です。

それに対し「黒いニットを着ている私を、みんなが見ているはず」とか「黒いニットを着ている私は、周囲に素敵だと思われている」というのが自意識です。

黒いニットは単なる黒いニットであり、そこに意味はありません。

しかし、自意識の強い人は単なる事実に勝手に主観をのせていきます。

その結果、最終的には「黒いニットを着ているとイタいと思われる」とか「周囲があれこれ言うから、黒いニットが着られない」といった具合に、自分で自分の行動をしばってしまうのです。

(4)「人をあっと言わせる結婚」にこだわらない

もしみなさんが毎日の生活のなかで、幸福感や満足感を得られないとしたら、それは何かが足りないからではなく、自意識が強すぎるからではないでしょうか。

特に結婚は、決まった日にゴミを出すというような地味な作業の連続ですから、自意識が強すぎる人にはつまらないものかもしれません。

自意識が強い人は、「人をあっと言わせる結婚がしたい」と考えがちです。

条件のいい人ばかり狙って空振りを続けたり、自分より格下の人とする結婚こそ、純粋な愛だと萌えてしまったりすることがあります。

それに対する無駄なこだわりは捨てましょう。

(5)山崎アナの結婚を参考にする

以前、フジテレビの山崎夕貴アナウンサーが、お笑い芸人・おばたのお兄さんと結婚して話題を呼びました。

青年実業家やメジャーリーガーなど高収入職と結婚するのが当たり前と思われていた女子アナ。しかし、売れているとはいいがたい芸人と結婚する山崎アナは、収入で男を選ばない、いい人だとして好感度を上げたという報道もありました。

それでは、この結婚を現実的に見てみましょう。

山崎アナは「家事が得意ではない」「尽くすのも好きではない」と話しており、対するおばたのお兄さんは家事が嫌でなく、収入が少ない。山崎アナが稼ぎ、おばたのお兄さんが家のことをするという分担ができている、という意味でメリットがある結婚です。

もし山崎アナが外食を嫌うイチローのようなメジャーリーガーと結婚したら、山崎アナ、イチロー双方とも心の平安は得られないでしょう。

それぞれが得意なことを活かして、相手にメリットをもたらすという意味では仕事も婚活も一緒です。

「若い時にしなかったら、もう結婚できない時代」は終わった

婚活をしていると、「一生独身かも」と思うこともあるでしょう。しかし、結婚が一度という時代は終わりつつありますし、シニア婚も盛んになってきています。事実婚もこれからもっと増えていくことでしょう。

「若い時にしなかったら、もう結婚できない」という時代ではないのです。

また、結婚をすればもれなく幸せになれるというわけでもないことを、すでにみなさんはご存知だと思います。

こういう時代を生き抜いていくためには、ひとりの人間としてのメリットを持ち続けること。きちんと仕事をし、男女問わず人間関係を培って、精神と健康の維持に努めることが、結局は結婚への近道になるのではないでしょうか。

(仁科友里)

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※画像はイメージです

※この記事は2019年03月05日に公開されたものです

仁科友里 (コラムニスト)

1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。OL生活を綴ったブログが注目を集め、2006年に『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。『サイゾーウーマン』『週刊女性』『週刊ポスト』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む女性たちの相談にも答えている。
Twitterアカウント @_nishinayuri

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