毒親への対処法とは? 毒親の特徴も解説
毒親への対処法。絶縁? 逃げる?
さまざまな生きづらさの原因が、親との関係にあるかもしれないと気づけたら、できるだけ親と物理的にも精神的にも距離を取ることをおすすめします。
「私がこうなったのは親のせいだ」と、親への怒りが沸いてくることもあると思いますが、毒親はまともな話し合いができない人が多いので、親に改心してもらおうと働きかけても難しいのが実情です。
悔しい気持ちはあるかもしれませんが、親を批判しても改善していかないので、親のことは一旦おいておき、自分の人生を生きることを最優先にしましょう。
自分の人生を生きようとすると、親は、「私を置いていくなんて薄情だ」「育ててきた恩を忘れるのか」などと、子どもの罪悪感を刺激するような言葉をかけてくることもあります。しかし、それに負けずに少しずつ疎遠になっていく方向でがんばってみましょう。
同居しているなら、ひとり暮らしをはじめる、顔を合わせる頻度を減らす、生活時間帯をずらす、などにより距離を取ります。
既にひとり暮らしをしている人であれば、実家に帰る頻度を減らす、電話やメールなどの連絡を減らしていくのもひとつの方法です。
毒親に育てられた人は、毒親と精神的に癒着していて、親の考え方や価値観をそのままコピーしていることも少なくありません。
できるだけ毒親からの影響を受けないようにするために、経済的に自立していくことや、親以外の人との関係性を作っていくのが肝心。親の支配から抜け出していきましょう。
もし、毒親の程度がひどく、暴力を振るわれる・お金を取られる・精神的な虐待をされるなど、身の危険を感じるようなレベルであれば、生き延びることが最優先です。
できるだけ早く逃げて、引越し先の住民票の開示制限などの相談をしてみるのがおすすめです。
親との絶縁は、罪悪感など子ども側の精神的な負担が大きいため、身の危険を感じる場合の最終手段として考えてみるといいかもしれません。
逃げたっていい。適切な毒親対処で幸せになろう
親と一緒にいると気持ちが不安や緊張で苦しくなる。そんな状況にあるならば、親から物理的にも精神的にも離れてみましょう。
「親なのに良好な関係が築けなかった」「親の老後の面倒をみなくてはいけない」というような罪悪感や義務感を覚える必要はありません。
一番大切なのは自分の人生です。
毒親の心理的な特徴を知って、適切な対応を取っていきましょう。
(高見綾)
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※この記事は2019年02月25日に公開されたものです