お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

行動が遅い人と早い人のちがいは? 行動に移す方法5つ

小日向るり子

行動に移すまでに時間がかかる人はどうすれば?

ここまで読んで「でも自分にはそんな努力は無理そうだし、がんばれと言われても自信がない」と思われた人もいらっしゃると思います。

では、そもそもすぐに行動できないことはダメなことなのでしょうか? ここからは、行動に移すまでに時間がかかる人へのメッセージです。

「すぐ行動できない=ダメ」じゃない

まず、前半までで何度かお伝えしているように、変化を恐れるのは「危険回避能力」という人間が本能として持っている能力。まずは、行動に移せないことが劣っているのではない、ということを認識しましょう。

また、怖がりの度合いというのは遺伝的なものと幼少期の成育歴といった本人の努力以外の要素が高いのも事実です。

したがって、すぐに行動に移せない自分を努力が足りないと短絡的に責めることもやめましょう。

まずは自分の性質を客観的にみつめて「個性」として受け入れていくこと。自己受容し自己肯定する気持ちがもっとも大切なことです。

行動に移すための5つのコツ

「行動に移せない=ダメ」という認識を捨てたうえで、あなたが少しの積極性を持てる方法を紐解いていきましょう。

(1)行動した場合のメリットだけを書いてみる

たとえば「このまま今の彼と付き合うべきか否か」といった判断などは、メリットとデメリットを両方書き出して客観的に見ることが有効です。

しかし、行動に移せない人がこのやり方をすると、デメリットばかりを書き出してしまい、余計動けなくなる危険が高まるリスクも。メリットのみを書き出すようにしてください。

(2)行動した場合の明るい場面を想像する

怖がっているときというのは行動した際に起こりうるネガティブな想像をしてしまっているから。

こうした自動思考はイメージトレーニングで修正していきます。変化した場合に起こりうる明るい場面を想像すること。何度も繰り返して想像することがポイントです。

(3)行動しなかった場合の暗い未来を想像する

(2)で「行動した場合の明るい場面を想像する」と書きましたが、ネガティブ思考の癖が強い人は、どうしても暗い未来に焦点がいってしまいがちです。

そんなときは、(2)の思考のまえに、まず「行動しなかった場合の暗い未来」を想像してみましょう。あのときなぜ動かなかったんだ、と後悔している自分を想像し、行動する瞬発力に変えるのです。

(4)ご褒美を用意する

行動してよかったという成功体験が多いほど行動力はついていくので、まずその一歩を作りたいところです。

その一歩のためにはご褒美が非常に有効です。結果は関係なく、たとえば「告白できたら欲しかった○○を買っちゃおう!」といった感じで自分自身へのご褒美を用意してください。

(5)To doリストを作る

To doリストを作ってください。

やると決断したことを書いて、達成できたらチェックを入れていくというシンプルなもので構いません。これは、几帳面で真面目なタイプに有効な方法です。

几帳面な人は、To doリストにチェックが入らないこと自体が不快で、それが動への原動力となることが多いのです。

参考記事はこちら▼

10の質問で、あなたの主体性がある度を診断します!

次ページ:「危機回避能力」を前向きなパワーに変えていこう

SHARE