戻りたいと思う前に! 転職で後悔しない方法
転職を後悔する人の特徴と要因
転職という大きな決断をしたにもかかわらず、あとあとそれが後悔になってしまうのは避けたいもの。ではどのような人が転職を後悔してしまうのでしょうか。後悔につながる転職理由とその要因もあわせてご紹介します。今転職を考えている方は、自分にあてはまるかどうか、照らし合わせてみてくださいね。
転職を後悔する人の特徴
しっかりと現実と将来を見つめ“自己分析”をしない人は、転職を後悔してしまうことになる可能性があります。
実は、先ほど紹介した転職理由とは逆のパターンでの転職も少なくないのです。たとえば、「今の労働条件や給料に不満はないが、もっと自分の能力を発揮できるところに行きたい」、「人間関係はよいが、ぬるま湯に浸っているようで成長を感じられない」「若いうちにもっと別の世界を見て視野を広げたい」など、“ポジティブ”で“向上心がある”転職です。
一見これはとても素晴らしい理由のように感じますが、ここに落とし穴があります。この理由、実はネガティブな理由と根本は同じである場合も多いのです。つまり「隣の芝生が青く見える」「自己分析ができていない」「環境のせいにしている」というわけですね。このように一見ネガティブな理由に見えることもポジティブな理由に見えることも、根底は同じことがあるのです。だからこそ後悔しないように自己分析が必要となります。
転職を後悔する主な理由と、後悔の要因
人間関係、職場環境がよくない→環境のせいにしているかも
まずひとつ目の「人間関係、職場環境がよくない」という方の場合、どこに行っても同じことが起こる可能性があります。セクハラ、パワハラなどを我慢してまで今の職場にとどまる必要はありませんが、職場の人間関係で悩む多くの方は「職場以外」の人間関係が希薄だということがあります。毎日が家と会社の往復だけでは人間関係に煮詰まるのも当然かもしれません。会社以外の趣味やコミュニティを持つことで解消されることもあるので、複数の「場」「環境」に身を置くことをお勧めします。
もっと自分に合う仕事を見つけたい→自己分析ができていない可能性あり
「もっと自分に合う仕事を見つけたい」という方の場合ですが、「自分に合う・合わない」ということを短期間で判断するのは難しいでしょう。もし「今の仕事が合わなくて、苦痛でたまらない」のであれば、今すぐ転職をお勧めします。しかし、ただなんとなく「もっと自分に合う仕事ないかなぁ」と思っている程度であれば、まだまだ今の仕事で出来ることがあるのにやっていないことが多い場合も。
今の仕事を「もう完全にやりきった!」と思えるまでとことんやってみてください。自分のスキルを磨いてから次を考えても遅くはありません。「もっと自分に合う仕事」を探すのではなく、「この強みで転職したい」と言えるようにしましょう。
転職できるうちにしておきたい→長期スパンで考えていますか?
「転職できるうちにしておきたい」という方は、「35歳すぎると転職できなくなる」「結婚、出産の前に転職しておきたい」「周りが転職していくから」など、社会通念や周囲に流されていたり、長期スパンで人生を考えていなかったりする場合が多いのです。これは先程の男女の転職理由の差にもあるように、男性は「会社の将来が不安」という視点があるのに対して、どちらかというと女性は「会社」より「自分の将来」を見ている方が多いと思います。しかしその背景には先に書いたような理由から、その年齢になると焦ってしまい、結果長期スパンで人生を見ることができなくなっていることが考えられます。年齢や社会通念などにとらわれず、自分の価値観をしっかりと見極めることが大切ですね。