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意外と知らない正しいスキンケア方法~肌のタイプを知ることが大事~

遠藤幸子(エイジング美容研究家/美容ライター)

肌のタイプ別スキンケア方法とスキンケア用品の選び方

年齢よりも自分の肌の状態に合ったスキンケアを行うことの方が重要です。肌のタイプに合ったスキンケアを行いつつ、気になるエイジングサインがあればそれにプラスしたケアを行いましょう。

また、肌タイプによって合うスキンケア用品も異なります。そのあたりのことを詳しくお話ししていきましょう。

オイリー肌

オイリー肌の人は、油分を排除したスキンケアをしがちですが、これは誤ったスキンケア習慣です。オイリー肌の人こそしっかりと肌を保湿する必要があります。そのため前述のような基本のステップを守ってスキンケアをするのと同時に、水分となる化粧水はたっぷりと使いましょう。

また、洗顔やクレンジングは洗浄力の高いものは避け、優しく汚れを落とすことを心がけましょう。

日中も皮脂を奪いすぎないケアを心がけることが重要です。あぶらとり紙の使用は避け、油分が気になった時はティッシュやスポンジで軽くオフする程度にしましょう。

そして、油分の多い化粧品の使用は控えるのがオススメです。たとえば、油分の多いクリームは避けて油分が少なめのジェルを使ったり、さっぱりとした使用感の化粧水を使うというようにです。

保湿は、セラミドやリピジュアなどの保湿成分が配合されている化粧品を使うことで行いましょう。

このほか、肌の水分を奪う恐れがあるアルコールが配合された化粧品の使用は避けることをオススメします。

乾燥肌

乾燥肌の人は、肌のバリア機能が低下している状態なので、外的刺激から肌を守りながら保湿に特化したケアを行うことが大切です。

まずは落とすアイテムを真っ先に見直しましょう。オイルクレンジングは、一般的に洗浄力が高く、ダブル洗顔を必要とする製品が多いことからも乾燥肌の人には不向きです。

ミルクやクリームタイプなどの保湿力が高く、穏やかな使用感のクレンジング剤をメインに使いましょう。

このほか、セラミドやリピジュアなどの保湿成分が多く配合された化粧品や美容オイルを使用するのもオススメです。保湿は、洗顔やクレンジングの後すぐの肌に行いましょう。

そして、化粧水をたっぷりと肌に与えることと、スキンケアの最後に油分の多いクリームを使用することも習慣にしましょう。

混合肌

混合肌の場合は、部位によって肌状態が異なるのでそれに応じたスキンケアを行う必要があります。

Tゾーンなどのテカリやすい部位は、脂性肌に合うスキンケア用品を使って脂性肌に適したスキンケア方法を実践しましょう。

頬や口元などの乾燥しやすい部位には、乾燥肌に合うスキンケア用品を使って、乾燥肌に適したスキンケア方法を実践しましょう。

敏感肌の人の場合

敏感肌の人は、刺激を避けて保湿に特化したスキンケアを行うことが重要です。まずコットンやスクラブ剤、貼って剥がすタイプのマスク、アルコールや角質除去成分などが配合された化粧品の使用は避けましょう。

使用する化粧品は、「敏感肌用」「低刺激」などの表示があるものを使うのがオススメです。また、セラミドやリピジュアなどの保湿成分が配合された化粧品を使って保湿しましょう。

さらに、配合されている成分ができるだけ少ない化粧品を選ぶことも大切です。というのも、肌にのせる成分が多ければ多いほど肌に刺激を与える恐れがあるからです。

そして、使用する前に必ずパッチテスト(二の腕などに直接使ってみて肌の状態を観察)を行い、肌に刺激を与えないか確認してから使用しましょう。
また、実際に使用してからも刺激を感じたら、速やかに使用を中止しましょう。

ニキビなど肌荒れがある場合

ニキビなど肌荒れがある場合には、患部に触れないようにしながら、肌を清潔に保つことが大切です。とはいえ、1日に何度も洗顔したり、あぶらとり紙の多用は過剰な皮脂分泌を招く恐れがあるのでやめましょう。

肌荒れは、肌代謝を促進させることで改善できる見込みがあります。低刺激で塗るだけでケアできるような角質ケア化粧品を日々のケアに取り入れましょう。

また、肌荒れに悩んでいるなら、使用している化粧品の成分も書き留めたものを持参して受診するのがおすすめです。

次ページ:自分の肌のタイプを知ってスキンケアを行うことが美肌の近道

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